tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

菅自民党総裁誕生とこれから

2020年09月14日 23時20分19秒 | 文化社会
菅自民党総裁誕生とこれから
 今日、予定通り(?)、菅自民党総裁が誕生しました。明後日には菅総理大臣が誕生し、菅政権が発足するのでしょう。

 安倍政権から菅政権ですが、菅さんは「安倍路線の継承」を謳って圧倒的多数で当選したのです。
自民党の政治戦略の中で最適な人間ということで決まったという見方が多いようで、この「最適」の意味は我々には全く分からないことなのでしょう。

 多分時間がたてば解ってくることも多少はあるでしょうが、自民党中枢の思惑通りにすべてが運ぶかどうかも先のことは解りません。

 当選後の記者会見では、いままでの菅官房長官の切り口上とはだいぶ違ったし質疑応答が見られました。
規制改革、官庁の縦割りの見直し、デジタル庁の新設、不妊治療の健保適用などなど熱心に説明し、国民の意見を聞いて、国民の為になることをやる、国民の納得を得るのは難しいが、「丁寧」に説明して納得してもらう、などと雄弁ではありませんが真面目に答えていました。

 この中の「丁寧」という言葉にカギ括弧を付けましたが、私の耳が悪いのかもしれませんが、菅さんが「丁寧」といいうとき、瞬間何か逡巡するような感じだったことに気づかれた方もおられるのではないでしょうか。
 「今まで官房長官として同じ言葉を使ってきたが、いま言っている「丁寧」は「本当の丁寧」だと解ってほしい」という気持ちがあったのでしょう。

 すらすらと本当でないことを本当のように言うスマートさは感じられなというのが、その時受けた正直な感触でした。
 
 解散・総選挙が何時になるか、その結果がどうなるか、来年の9月まで菅政権が続くのか、その後も菅政権になるのか、まだ何も解りませんが、菅総理が、自分の言葉で話せるようになったら、是非、国民に良く解る、 普通の日本語を使ってほしいと思っています。