やらないやらないと、店員も言っていた無金利ローンをついにやり始めたショップがある。
36回をついに1年延長して48回無金利に踏み切った店もある。
いくらロレヲタでも、生活の大半を趣味に使っても、収入の大半をロレックスには使えない。
だから買いやすい、は消費者の、さらに安く、に比例し合致する。
それではどれくらいの、徳、が客にもたらされるのだろうか。
0.3×回数=値引き率、と考えてよいだろう。
36回無金利で100万円のロレックスなら10.8%引きになる。それも分割だと買いやすい。
長崎のテレビショッピング会社はきわめて消費者目線で成功した。
いまや、ブランド品は売れず下降の一途だ。
それは囲い込み、閉鎖的になりつつあるブランドの状況を見ても明らかだ。
国内百貨店でも、外商の上得意客にかなりの回数の無金利ローンを進めているがそれでも客はブランド品には飛びつかない。
もはや、国内ブランド需要家は、将来が不安、というよりもおなかいっぱいでいらないのだ。
多くの期間限定で無金利ローンを打ち出しているが、やめることはもはやできないだろう。
なぜなら、それが消費のトレンドだからだ。
それでは無金利ローンができない、整っていないブランドショップは将来どうなるか。
現金一括ならば、無金利ローンの金利分を値引いていないと、当然、客のメリットは出ない。
それができずに無金利ローンの店とさほど変わりのない店頭価格を提示しているのなら、マーケットから退場、
を余儀なくされることは自明の論理だ。
私は、無金利ローンの実施の有無をショップ選択の大きな根拠の一つとしている。