伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

群がる蛍と満天の星を愛でる

2017年06月21日 | ウオーク

6月19日 夕刻    (月)    

 

去る6月14日、例年通り池地区にある山葵田に出る蛍の群れを見ようとIKOIメンバーなど10名ほどで山神社駐車場に落合い、田圃に続く真っ暗な林の中を通っていつもの場所に行ってみた。

しかし、今年は春から全般的に気温が上がらず、今でも明け方は肌寒いほどの日が続いたためか、蛍が数匹飛ぶのを見ただけで空しく帰る。

「蛍の乱舞」を見ることなく夏を迎えるのはいかにも残念、ということで今日の再開と相成った次第。

730に山神社駐車場に同じメンバーが集合

 

 

暮れなずむ矢筈山と孔の山が交差するあたりの下で光る地点の向こうにある山道から入る。

 


 

今日の昼間、海浜ウオークですっかり疲れてしまった脚が山中の坂道を登るのを嫌がる。

そこでMr.IWに我儘を言って山葵田の近くまで車に乗せて貰っていくことになった。(何回も来ているので車でも行けることは知っていた。)これは異例の好ましからざる蛍鑑賞になるが、同じように歩きたくないという人も居て結局5人が車でということになった。

山葵田を前にして闇が深まるのを待っていたら、やがて蛍が飛び始めた。昨年ほどの数ではないがかなりの蛍の光が視界の中で点滅する。やはり今年は累積気温が低かったので蛍の時期がずれたのであろう。

 

 

 服にとまった蛍一匹

 


 

「蛍の乱舞」とまではいかなかったが、光る蛍の群れに満足してから、また暗い山中の道を車で抜け池地区の田圃に戻ったらそこには素晴らしい満天の星空が田圃の騒がしい蛙の鳴き声を伴って待っていた。

北の空には大きな北斗七星が逆立ちしている。(ふと「冬帰る 枯野や 北斗 鉾立ちに 」という名句を思い出した。もっとも今は冬ではないが……)

そして、南の空には夏の夜空を代表する「さそり座」の主星アンタレスが赤い光りを放っていた。

と、その近くを小さな光が左に動いていく。す早い動きだ。いつも見かける定期航路の旅客機の燈火とは違う。

Mr.ITが「あれは人工衛星だ」と教えてくれた。初めて知った人工衛星の光。地上からも見えるんだ!

私のスマホでは写しとれない見事な天空のページェント。蛍の光もさることながら夜空を飾る星々にも大満足だったIKOI夜行事はこうして終わった。 

コメント (1)
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