京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京町屋下京(9)飲食店、大*家、石*家、中*家、水*家、粟田捺染、 雲・風早町屋宿泊所

2020-01-19 18:45:16 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区、第9回です。

飲食店





大*家











石*家






中*家






水*家





粟田捺染






雲・風早町屋宿泊所





外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。






若冲展『没後220年京都の若冲とゆかりの寺 -いのちの輝き』

2020-01-19 05:43:33 | 美術・博物館



高島屋京都で『没後220年 京都の若冲とゆかりの寺 -いのちの輝き』が開催中(~1/20)です。
若冲が生涯を過ごした「京都」に伝わる名品の数々を、若冲と深いかかわりを持つ名刹や若冲蒐集で知られる細見美術館等の所蔵品が展示されています。 併せて若冲派と呼ばれる弟子たちの作品もあります。
若冲作品 47作品 
銀閣寺、金閣寺、大光明寺、相国寺、宝蔵寺、萬福寺、壬生寺、天真院、平木浮世絵財団、細見美術館




会場でもらったパンフ





《上記作品》「竹虎図」■鹿苑寺蔵 「鯉図」■慈照寺蔵
「鶏図押絵貼屏風」「雪中雄鶏図」「仔犬に箒図」「鼠婚礼図」「虻に双鶏図」 ■細見美術館蔵
以上 伊藤若冲筆 「蟹図」処冲筆■宝蔵寺蔵 ※いずれも(部分)





1階フロア展示









京都の後の巡回
・大阪高島屋
会期:2020年2月21日(金)~3月8日(日)

・日本橋高島屋S.C.本館
会期:2020年3月18日(水)~4月6日(月)

・横浜高島屋
会期:2020年4月22日(水)~5月11日(月)