鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4469回】 決断時点で正解が無いのが経営

2023年03月26日 | 住宅コンサルタントとして

経営者は常にあらゆる面で決断を迫られます。

 

今の事業をどこまで成長させ、

新しい事業をいつから始めるか?

 

新商品をいつから開発するか?

現状の主力商品の改良はどの方向性で行うか?

 

今の自社の問題点を解決するために、

新しい部署を立ち上げるのか?

それとも外部の力を借りるのか?

 

経営判断には、学校のテストのように正解はありません。

 

AかBか?

それとも撤退するか?

 

それらを決定した時点で、

それは正解でも不正解でもありません。

 

決断したことを数年先、振り返った時に

 

「あの時の決断が正解だった」

 

と思えるよう、決断したことを正解にするための実行力が

経営者には欠かせないのです。

 

でもこれは、経営だけでなく、人生も同じこと。

 

例えば私、

最初に勤めさせていただいた会社を9年で退社し、

コンサルタントに転職をしました。

 

転職後、数年して前職に勤めている方とお会いしたりした際、

いろんなことを質問されましたが、その度に

 

「君は本当に一番良い時に転職したね」

「転職して正解だったね」

 

と言われたのです。

 

でもそれは、転職が正解か不正解、ということではなく、

私が転職して順調にいっていたから、出てきた言葉なのです。

 

逆にうまくいっていなかったら、

 

「だから安定しているメーカーの方がいいと

俺は思っていたんだよ」

 

という方が大量発生していたと思います。

 

自分の決断を正解にする行動力が、

経営者にもビジネスパーソンにも必要なのです。

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