鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4463回】 自社の今の商品やサービスの需要が激減したとしたら・・・

2023年03月20日 | 住宅コンサルタントとして

東京で7年連続ミシュラン三ツ星を獲得されていたお店が、

東京を離れ移転したのですが、

そのお店がなかなか予約が取れないという噂の中、

昨日、電話したら半年先の予約がすんなり取れて、

私、テンションが爆上がり中でございます。

 

さて昨日のがっちりマンデーで、

ピンチに陥った老舗企業を立て直した事例が

放映されていました。

 

取り上げられていたのは、

ミシン製造会社、

金属製のバケツ製造会社、

そして着物の染色会社。

 

ミシン製造会社は、ミシンの売上が激減する中、

子どもが遊び感覚でできる子ども用ミシン、

そして機能を絞った子育てママ専用ミシンを開発し、

それらがスマッシュヒットしてV字回復。

 

更にお洒落な男性用ミシンの販売を強化していくそう。

 

金属製バケツをつくっていた会社は、

安い海外製のプラスティック製バケツに市場を取られていたが、

インテリア用品として、それから米びつとして

デザインを少し変え、異なる用途の提案をすることで

これまた売上を回復。

 

着物の染色会社は、

着物からジーンズや洋服を黒に染めなおすサービスを開発し、

これが非常にウケて業績回復したそう。

 

昨日のがっちりマンデーを見て、

どの企業やお店も、自社の商品やサービスの需要が激減し、

売上が大幅に下がった時にどうするのかを考えておく必要がある、

と個人的に感じておりました。

 

変化のスピードが加速する中、

いつ、自社のビジネスモデルが通用しなくなるかもしれません。

 

昨日の3社に共通することは、

これまでのビジネスで培ってきた自社の強みは変えずに、

自社の強みを活かす新たな市場をつくったり、

自社の強みを他のターゲットに合うようにカスタマイズした、

ということ。

 

そうなんです。

 

昨日、取り上げられていた企業がV字回復できたのは、

そもそも本業における技術力・強みがあったから、

その強みを別に活かすことが可能だったのです。

 

これ、本業における技術力が並みだったら、

やっぱり難しかったと思います。

 

業態転換に成功する必要条件として、

今の本業に真摯に取り組み、

技術力や接客力など、本質的な強みを磨いておく、

ということが必要でしょう。

 

今の本業のレベルが中途半端なレベルだと、

市場が変わった時に淘汰されるだけなのです。

 

自社の強みを日頃から磨いておきましょう。


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