鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4471回】 引き際を間違えない

2023年03月28日 | 住宅コンサルタントとして

一代で会社を飛躍的に成長させた経営者は、

引き際を間違えてはいけないなぁ、と

個人的に思います。

 

お客様もライバル会社も常に変化するので、

会社も経営者も常に進化し続けなくてはならない、

ということが、経営で絶対に外せないことです。

 

ところが、謙虚さの欠けたカリスマ経営者に対し、

意見を言える方は、社内にはいないでしょう。

 

そして謙虚さの欠けるカリスマ経営者に対し、

周辺の部下や外部の方も、

意見を言った後のことを想像し、

そんなリスクを冒してまで、

その経営者に対し、異なる意見を言う人などいないのです。

 

カリスマ経営者の同意できる部分は同意し、

あまりにも間違ったことを言おうものなら、

距離を取って終わりです。

 

謙虚さがあって、愛されているかどうかは、

そのカリスマ経営者のプライベート面を見れて、

一撃で分かります。

 

本音で話し合える友人がいないのです。

 

謙虚さの欠けるカリスマ経営者には、

ビジネスでつながっている人しかいません。

 

誰に対してもマウントを自然と取ってしまうので、

利害関係がある方以外からは煙たがられてしまう。

 

要するに、仕事を取ってしまったら、

何も残らないのですね。

 

なので自分の頭が固くなり、

変化についていけていないのにも関わらず、

プライベート面で居場所が無いので

会社に最期までしがみつくしかないのです。

 

でもその行為が、若かりし頃に築いてきた

数々の名声や実績を台無しにしてしまうのです。

 

ある一定の年齢を超えると人間、

謙虚さを無くしてしまうのですが、

その自覚すら無くなってしまい、

挙句の果てに、

 

「俺は謙虚で素直だ」

 

みたいなことを言い出す始末。

 

引き際を間違えなければ、

若かりし頃の実績は伝説となり、

経営者として名声を得て引退となるのですが、

引き際を間違えると、過去の実績を帳消しにし、

何なら悪い評価を得ての引退となるのです。

 

60歳を超えたら、いやひょっとしたら50代になったら、

引き際を間違えないように、

自分なりに引き際を間違えないようにしないとですね。


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