鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2488回】 商品そのものではなく、使ったときの驚きやうれしさをお客様は求めている

2017年10月22日 | 住宅コンサルタントとして
テレビを見る時間があまり取れないのですが、
唯一、ずっと見ているのが、カンブリア宮殿です。

以前にご紹介したかと思いますが、テレビ東京のビジネスオンデマンドという、
月500円の会費を払っていつでもテレビ東京の番組を見られるサービスがあり、
出張先でちょっと時間がある時に、ホテルで見まくっています。

カンブリア宮殿で、直近取り上げられていたのが、
バルミューダという家電メーカーさん。

バルミューダを知らない方は、時代の流れに乗れていないので、
すぐに調べたり、商品を見たり買ったりして下さいね。

バルミューダといえば、扇風機やトースターが有名ですが、
カンブリア宮殿の中で社長の寺尾さんは

「商品そのものではなく、使ったときの驚きやうれしさをお客様は求めている」

という、心に響くことをおっしゃっていました。

今、住宅を提供するわれわれが目指さなくてはいけないのが、こういうことです。

ただ、何坪いくらの家を売るのではなく、
ただ、耐震等級3とかZEHの家を売るのではなく、
お客様が新しい家に住んだ時の驚きやうれしさを追求していかないと・・・。

お客様の暮らしを変える提案ができないと・・・。

そのためには、いろんな研究が必要ですし、
いろんな方へのヒアリングも欠かせないのです。

ご主人もお子様も、外でいろんな心身の疲れを持って帰ってきます。
お仕事をされている奥様の時間の無さといったら、
もう世の男性の想像をはるかに超えるくらいです。

こうしたご家族が、この家に帰ってくると、何だかホッとする。
会話が弾む。
明日も頑張ろうと思えるようになる。

そんな家にするには、どんな材料を使って、
どんな間取りにして、
どんな照明、どんな色遣い、どんな家具が欠かせないのか?

答えは何百とあるかと思います。

ここを伝えきって、共感してもらえる会社にお客様は殺到する。

皆さんは、住んだ後の暮らしを考えた提案ができていますか?
コメント
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