鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2493回】 第二弾の成長を迎えるために

2017年10月27日 | 住宅コンサルタントとして
新築事業において受注を順調に伸ばすことは、
実はそれほど難しいことではありません。

ゼロから立ち上げたとして、4億~5億に到達するのに、
3~5年あれば十分に達成可能です。

しかしながら、そこから10億、20億、30億に持っていけるか、
それとも4~5億で止まってしまうのかの分かれ目は、どこにあるのか?

その原因は、商品力でも営業力でもありません。

成長できるかできないかの差は、経営者の経営力があるかないか、です。

経営者の仕事とは、いくつかありますが、
人を採用し、組織をつくること、
スタッフさんが育つ環境、教育制度をつくること。
複雑になっていく業務の流れをつくったり、マニュアルを作成するなど、しくみをつくること。

これらが基本となってきます。

経営者が実務をやっていて、しくみやマニュアルがつくれない。
スタッフが育つかどうか、スタッフ個々次第。

そんな組織では、やはり会社の成長が止まってしまうのです。

ですから、まずは経営者が実務を離れ、
経営に専念できる時間をどれだけつくっていけるのか、ということが重要になります。

そして会社の現状を常に数字で押さえる。

どこに問題があるのか?
売上、粗利益、品質、引渡し棟数、繰り越し棟数などを数字でおさえ、
次々と対策を立て、スタッフさんに支持を出す。

出した支持通り、スタッフさんが仕事ができているか、
常にチェックし、修正し、励ます。

こうしたことを経営者ができているかどうかが、
10億、20億の会社をつくるために重要になってくるのです。

10億、20億の会社は、偶然にできるものではなく、
最初からそうなろうと思っている経営者にしかつくれないのです。

そのためには、最初の成長期である程度の組織をつくった後、
第二弾の成長を迎えるために、経営者が経営をしなければならないのです。
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