鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第799回】 人間性を高めるために

2013年03月09日 | 住宅コンサルタントとして
住宅という、極めて複雑で分かりにくい商品を扱うからこそ、
自分達の話をお客様に聴いていただけるようになるために、人間性を高めなくてはならない、
ということをいつもこのブログの中やお会いさせていただく中で、
繰り返しお伝えさせていただいているかと思います。

その理由は、「人は自分が嫌だと思う人の話に耳を傾けたくはないから」という、
極めて単純な部分にあります。

お客様に好感をもっていただき、本音を話していただいたり、
こちらの話を聴いていただける関係を構築しなければ、何もはじまりませんよね?

で、人間性を高めるためには、素直で謙虚であり続けるしかないのです。

昨日のブログの中でも書きましたが、
「自分なんてまだまだだ。学ばなければならないことなんて山のようにある」
と思え、かつ行動や態度に出ている人が、謙虚な人です。

また、信頼できる人に「この本、とても良い本ですよ!」と勧められたらすぐに購入して読んだり、
「こういうやり方をやって成功している企業さんがありますよ」と勧められると
まずは試してみるような人が、素直な人です。

そうして、謙虚で素直な部分が身につくと、
今度は目の前の方のために、自分は一体何が出来るのかを考えられるようになります。

例えば、エレベーターに乗っている場合、目的の階に到着した際に
自分が「開」のボタンを押して降りられる方が全員降りて、自分が最後に出るとか、
自分がお客様の立場でお店を利用させてもらった際、
最後に「ありがとうございます!美味しかったです!」という感謝の気持ちを伝えたり、とか・・・。

周囲の人に気持ち良くなっていただけるような態度、行動をとり続けることで、
より人間性は高まっていくような気がします。

そして、たくさんの家づくりのご依頼を多くのお客様から自然と依頼されるようになる・・・。
新規のお客様をそれほど求めなくとも、何故かいつもたくさんのお客様が周囲にいる・・・。

そんな状況が理想ですよね?

人間性が高まってくると、何故かいろんな方から好感をもたれるようになりますし、
そもそも目の前の人に何らかの形でお役に立とうと自然にふるまえるようになります。

そうしているうちに、

「この人が扱っている商品ってどんなんかな?」
「この人の力になれることってないかな?」

と思っていただけるようになり、応援団が出来ていくのだと思います。

長年、同じお仕事をやっていて、自分達を応援して下さる方々が増えているとしたら、
正しい方向で仕事が出来ているということですし、
長年、同じ仕事をやっていても、常に新規のお客様との出会いに苦しんでいるのであれば、
それは仕事をする方向が間違っているということだと思います。

自社を応援して下さる方々が、着実に増えていますか?
コメント
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