鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第802回】 価格を下げるよりも品質で圧倒的な差を

2013年03月12日 | 住宅コンサルタントとして
個人的な見解ですが、ディスカウント一辺倒の会社は、必ず先細りしていくと思います。

確かに同じ品質なら、安いに越したことはありません。
しかしながら、安い分、品質やサービスが劣るのであれば、
お客様はリピーターになっていただけないでしょう。

自社を応援して下さるお客様、自社のファンになっていただけるお客様を
一人でも多く増やしていくことが、商売の王道です。

この王道を進んでいけば、商売を長く続ければ続けるほど、お客様に困らなくなりますから、
より今のお客様に喜んでいただける商品開発や企画が出来るのです。

そして、ますます応援していただける・・・。
これが、最高のサイクルだと思っています。

ですから、一度しか利用していただけないお客様をどれだけ増やしても、
永遠に今のお客様に困ることになりますので、私は意味が無いと思っています。

個人的なお話をすると、例えば私は年間150日前後、ホテルに宿泊します。
大半がビジネスホテルですが、私が良く利用するのは、安いだけのホテルではありません。

地域最安値のビジネスホテルよりは、少し価格が高いのですが、
ベッドやアメニティーが良く、机や椅子も仕事がしやすいようなものが置かれてあるホテルです。

具体的に言うと、「ダイワロイネットホテル」「リッチモンドホテル」「メトロポリタン」「龍名館東京」などを
頻繁に利用させていただいております。

そして昨日、私が宿泊させていただいたホテルは、これまで利用させていただいたホテルの中で、
最高のコストパフォーマンスでした。

アメニティーは完璧。
大浴場とサウナはある(もちろんキレイですし、飲み水もあるのです)。
スタッフの対応は抜群。
お部屋もセンス良く、ベッドのマットレスもちょうど良い。
しかも部屋に電子レンジ、アイロン、空気清浄器(加湿機能付き)、お水も置かれてありました。

これで、1泊7800円。
都内であれば、30000円以上の価格でしょうね。

こうした、価格を超えた圧倒的な価値を提供出来るお店が出来ると、
それまでの感覚でやってきたホテルには、お客様が泊まらなくなるのです。

そして、これは住宅でも同じだと思います。

普通の家をただ価格を安く訴求するだけの企業は、皆淘汰されていくのです。
これからの時代、例えばローコスト住宅会社でも、
圧倒的なクオリティーを持った次世代型のビルダーしか生き残っていけないと思っています。

もちろん、中高級路線の会社も同じ。

ライバルに品質で圧倒的な差をつけて参りましょう!
そのための提案を各クライアント様にはガンガンやってきますね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする