鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第814回】 ちゃんとした情報を発信して欲しい

2013年03月24日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は夕方早めにホテルにチェックインし、ホテルの中のジムで汗を流したので気分スッキリの
鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

筋トレをするようになってまだわずかしか経っていませんが、
腰の調子が良いですし、肩こりも緩和され、更に眠りが深くなりました。

体の調子が良いと、全てがうまくいくような気がしますよね!

さて、今朝のとある新聞に次のようなことが書かれていました。

「正社員と非正社員という言い方を日本ではするが、そもそもそういう言い方でいいのか?
今、学生の中で、正社員として働きたくても正社員で働けない学生がたくさんいる。
こんなことでいいのか?
ある学生さんは、就職活動をしたが、就職先が決まらず、再度別の学校に入り直した。
そして入り直した学校を卒業する際に就職活動したところ、
今度は企業側の採用条件である「新卒」という条件にひっかかり、
未だに正社員として働くことが出来ていない。
こんなことでいいのか?」

といった内容でした。

個人的に、こういう内容が新聞やテレビで取り上げられるたびに、違和感を覚えます。
なぜならば、地方都市の中小企業においては、優秀なスタッフを採用したいと思っている企業が
私が知っているだけでも相当数あるからです。

そもそもどの企業も、優秀なスタッフは喉から手が出るほど欲しいのです。
しかしながら、学生の大半が、企業側からしたら採用したいと思うレベルに達していないだけのことです。

自分の実力に不相応の企業で働きたいと思ったり、自分が希望する職種で働きたいと思っている人が、
結果就職出来ていないと個人的に思っています。

資本主義の日本です。
利益を組織にもたらしてくれるスタッフは重宝され、
利益をもたらさないスタッフはどの企業もいらないだけの話です。

本来、ビジネスの世界の厳しさや現実を教えなくてはならないのに、
学生擁護というか、甘やかし過ぎだなぁと思ってしまいます。

「でも、私たち学生は、ビジネスの世界での仕事を習ってないですよ。
そういうのを教えてくれれば、ちゃんと勉強し、戦力になるよう頑張ります」

と思う学生さんもいるかもしれませんが、そもそもそういう考えが甘いのです。

何で、お給料を払って企業側が教えなくてはならないのか、ということです。

学生だろうが何だろうが、お金をもらう以上、プロなのだから、
お金を貰えるだけの成果を提供出来なくてはならない、というビジネスの世界の常識を
新聞やテレビはもっと発信しなければならないのではないか、と個人的に思います。

「大人になり切れていない人、自分の都合でしか考えられない人、
企業が望む人材になり切れていない人は、働くことが出来ないんですよ!
逆にそれらがちゃんと出来ている人は、引く手あまたですよ!」

という正しい情報を発信して欲しいですね。
コメント
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