鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第805回】 うまく物事が進まない時の考え方

2013年03月15日 | 住宅コンサルタントとして
自分なりに日々、努力をしていても、その努力が結果につながるとは限りません。
というか、その努力が実ることの方が圧倒的に少ないと思います。

人生、そんなものです。

社員さんに対し、自分の時間を割いて一所懸命仕事を教えることで、
ようやく育って戦力になってくれるようになった・・・。

それなのに、「転職したい」と言われる・・・。

何度も何度もプランニングをやって、お客様のご要望を満たした最高のプランが出来た。
それをいざ提案しようとアポ取りのために連絡をしたら、

「すみません。他社で決めました」

と言われる・・・。

あるお客様にいろいろなお願いをされて、トコトンお付き合いをしてきた。
でも、いざそのお客様が家を建てるとなった時に、

「ちょっといろんな絡みがあって、他社さんにお願いすることになりました」

と言われる・・・。

こうしたことが、残念ながらあるのが人生です。

努力が報われなかった時、その人の本質が出ます。

「何でこういう結果になるのか!?もう、人の採用はしない」
「これだけ一所懸命サポートしたのに、他社で決めるなんて・・・。あのお客様はちょっとね・・・」

と問題の全ての原因は相手にあるように考えてしまう人もいるでしょう。

でも、伸びる人は全て自責で物事を考え、「自分の何を改善すべきか?」と前向きに考えたりします。
もしくはそもそも全てが自分が思うようにうまく進まないと思っていたりするのです。

私個人的には、うまく物事が進まない場合、

「今の自分のままじゃダメだ!改善しないと!と考える機会を与えてもらった」

と考えるようにしています。
もしくは、これまでの自分が

「本当にやるべきことをやったのか?」

と考えたりもします。
まだまだ自分の努力が足りないことを結果が教えてくれていると考えたりもします。

これまでたくさんの失敗をしてきた中で、失敗に関しての免疫も非常に高くなったと思います。

物事がうまく進んでばかりだと、改善したようという考えがどうしても弱くなってしまうので、
失敗の度にいろいろと改善に取り組めることは、かえってありがたいと思っています。

物事がうまく進まなかった時、皆さんはどのように考えますか?
コメント
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