鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第792回】 安易な仕事をしていると、必ずしっぺ返しがくる

2013年03月02日 | 住宅コンサルタントとして
安易に安売りをして契約をお客様からいただいている会社は、営業力や交渉力が低下します。

安易に協力業者さん、職人さんたちに施工を丸投げしている会社は、
素敵な家をつくる上での実務的ノウハウが蓄積されません。

出来る営業マン、優秀な設計士を外部からヘッドハンティングすることにだけ注力し、
売れる商品開発や売れるしくみづくりを怠っていると、
お客様のニーズに適応できなくなる時が確実に来ます。

若手スタッフが伸びる機会を用意出来ず、トップ営業マンが孤軍奮闘している会社は、
長い目で見たときには、結構なリスクを抱えていることになります。

個人的にいつも思っているのは、コツコツと努力し、汗をかき仕事をすることが大切で、
自分の努力量と仕事の結果のバランスが取れているか、
もしくは努力しているほど結果が出ていなければ、健全な状態で、
逆に自分の努力量よりも結果の方が上回っている場合、必ずしっぺ返しがくる、ということです。

こういう書き方をすると、仕事は苦しくつらいものだ、と感じる方もおられるかもしれませんが、
努力したり汗をかきながら、楽しく仕事をするということが重要です。

決して、苦しい修行をするような感覚ではありません。

いろんなクライアント様や企業様を拝見していて、
長期にわたって安定した業績を出されている会社は、
とにかく「努力量>結果」となっています。

逆に、楽して結果を出すことを求め続けている会社は、
最後には悲しい結果が待っているのです。
すなわち、「努力量<結果」となっているのです。

努力量と比較して、結果が出ていない状態が健全で、
大した努力をしていないのに結果が出ている時こそが、危険な状態だと気づく力が大切です。

皆さんの会社は、どうですか?
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