鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第797回】 住宅会社としての基本

2013年03月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、とあるエリアの住宅会社のコンサルティング。

3月2日、3日に、新しいモデルハウスをオープンされまして、
そのモデルハウスをまずはチェックさせていただきました。

モデルハウスのインテリアテイストやコーディネートに関しては、
今期の私の重点方針に沿って進めていただいておりますので、素晴らしい出来です。
文句は一切ありません、という出来でした。

実際にご来場されたお客様の評価は非常に良かった、とのことです。

土日のオープン以降も、平日にも来場がチラホラ発生し、
更に次回アポ取得も順調に取れています。

本当に素敵な家を建てると、クチコミで市場に良い噂が広がっていくのです。

これ、とても当たり前のことなのですが、
この当たり前のことが分かっていない住宅会社が非常に多いのですね。

「どうやったら、新規の集客がアップしますか?」
「どういうHPを作成したら、資料請求がたくさん来るのですか?」

ということを質問される住宅会社がやたら多いです。

で、そういう質問をされる会社に限って、
お客様が見た瞬間にワクワクするような家を建てることが出来ていないのです。

商品力が無いのに、集客数を上げたいと言うのですね・・・。

イマイチの味の飲食店が、チラシやHPだけで、お客様で溢れる状態になるのでしょうか?
合格実績がイマイチの学習塾が、チラシやHPだけで、
生徒さんがたくさん入塾を希望するようになるのでしょうか?

考えてみれば、そんなことは起こり得る訳ないことは分かるはずです。
でも、自分の本業のことになると、どうも全体像が見えなくなる企業さんが多いのです。

商売の基本は、良い商品・良いサービスをお客様に提供することです。
住宅会社で言えば、素敵な家を建てることです。

安いけどダサい家をつくっている会社は多々ありますが、
市場のお客様に飽きられ、似たような価格帯で洗練された家を建てることが出来る会社が出てきたら、
あっという間に淘汰されてしまう、という例をこれまで嫌と言うほど見てきました。

「素敵な家を建てる」という基本が、ちゃんと出来ていますか?
コメント
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