鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第803回】 良いスタッフを採用出来ない理由

2013年03月13日 | 住宅コンサルタントとして
どれだけ建築物として、性能や品質が素晴らしい家をつくることが出来るとしても、
ダサくてセンスが無い、更には間取りも悪い家しか提供できなければ、お客様は離れていきます。

これからの時代、センスの良い家をお客様に提案出来なくてはならないのです。

こういう話をすると、すぐに

「ウチにはセンスの良い設計が出来るスタッフがいないんです・・・」
「設計やコーディネーターを募集しても、応募が無いんですよ・・・」
「どうしたら、そういうスタッフを採用出来ますか?」

と質問してくる人がいます。

でも、これって根本的な考え方が間違っていると思いませんか?

「センスの良い家をつくってお客様に提供するような仕事をしたい!」
という希望を持ち、勉強している人は、非常に優秀ですよね。

そういう人は、どんな会社で働きたいかといえば、
既に素敵な家を地域でそれなりに建てている会社で働きたいと思っているはずです。

少なくとも、パッとしないダサい家しか提供出来ていない会社で働きたいとは思っていないでしょう。

「優秀なスタッフが来ない・・・」と言って愚痴ばかり言っている人は、
完全に自分目線でしか、採用を考えられていないのです。

お客様(採用に関しては、応募して下さる方)の視点で物事を考え、
お客様が我が社に興味を持っていただけるような取組を日頃からしておかなければ、
そもそも優秀なスタッフが応募してくる訳などないのです。

自社が求めているレベルの人が、どういう気持ちで職を探されているか、
その人の目線で考えたことはありますか?

その人が働きたくなるような取組が、自社で出来ていますか?
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