鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第807回】 時間を生む工夫

2013年03月17日 | 住宅コンサルタントとして
前々職では、私は建築資材メーカーの営業マンでした。

入社3年目までは鳴かず飛ばずでしたが、4年目に営業のコツを掴むと
そこからはいろいろなお客様に可愛がっていただけるようになり、
営業マンとして結果を出せるようになりました。

そして徐々に目標数値が高くなってきて、一時的にキャパオーバーになり、
普段はほとんどしない発注ミスを連発でやってしまうことが、何度かありました。

自分なりに、いろいろと仕事の進め方を考え、工夫しているつもりですが、
自分だけの考えだけでは行き詰ってしまいました。

そこで、周囲の先輩や他の営業所の営業マンなどで、
非常に上手に時間を作れている方を見つけては、
仕事のやり方、具体的には見積方法や発注方法、現場からの問合せ軽減方法などについて
詳しく具体的に教えていただき、自分のやり方を常に改良していきました。

結局のところ、ある程度売れるスキルを身につけた後、
鍵になるのは「時間をどれだけつくれるか?」ということにあると気づきました。

自分の仕事のリズムを悪くしているのは、後ろ向きの仕事でした。
後ろ向きの仕事で圧倒的に多いのは、発注ミスと納期問合せでした。

発注ミスをすると、間違った商品を引き下げ、代替品を発注し、配送依頼をかける。
更に間違った商品の返品処理をするなど、本当に時間を食うし、
お客様にご迷惑をかけ、更に社内の方々にも迷惑をかけるので、最新の注意を払うことにしました。

また、問合せの多いお客様も結構いて、それぞれのお客様の問合せ内容の大半は、
納期の問合せと商品の納まりについての問合せでした。

そこで、納期に関しては、自分では無く事務員さんに確認していただくようにお願いしたり、
頻繁に問合せがあるお客様に関しては、訊かれる内容も予測できるので、
とにかくお客様から問い合わせの電話がある前に、こちらから電話してしまうようにしました。

これで、電話がかかってくることが圧倒的に減少するようになり、
自分のペースを乱されることが少なくなりました。

その結果、自分の時間が出来、新規開拓をする時間を確保し、
数字を落とさないようになりました。

住宅営業も、建築資材の営業も、
ある程度の経験とスキルが身についた後は、自分の時間をどれだけ確保できるのかがポイントです。

自分の時間を生む工夫。
皆さんはどんなことをされていますか?
コメント
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