鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第812回】 商品構成を変える

2013年03月22日 | 住宅コンサルタントとして
昨日もジムで汗を流した、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。
筋肉に少し疲労感が出ていますが、肩こりや腰痛は少し楽になったような気がします。

これまで、マッサージ代にかなりのお金を使ってきましたが、
筋トレをやることでコリがなくなり、更に体が締まるのであれば、そっちの方がいいですよね!

さて、昨日は私が日本一だと思っている住宅会社でのコンサルティング。
いつものことですが、いろんなことをお伝えさせていただくと同時に、
私もいろんなことを教えていただきました。

注文住宅をメインでされているのですが、少人数で建売住宅もされているんですね。
その建売住宅の売れ行きが、非常に好調なのです。

建売住宅(=不動産色が強い)は、本当に小売業の色が強く、
商品構成を変えるだけで、他社と差別化出来、売れやすくなるのです。

世の中の大半の不動産会社、住宅会社の建売が、ある方向に進んでいる中で、
逆張り路線でいくと、お客様のリアクションが全く異なるんですね。

ちょっと分かりやすくするために、八百屋さんに例えますね。

自店で3本128円で人参を売っていたとします。
競合するスーパーが、3本98円で人参を売りだした。
自店で人参が一気に売れにくくなった。

でも、1本48円で人参を売りだすと、徐々に売れだし、
いつの間にか、これまで以上にたくさんのお客様が購入して下さるようになった・・・。

みたいな感覚なのです。

売っているのは同じ住宅なのに、その構成を変えるだけで、お客様の反響が異なるんですね。

売り手側の目線しか持てていなければ、お客様が価値を感じられることは一生分かりません。
いろんなことを試行錯誤しながら、お客様が価値を感じられる商品やサービスを
どれだけつくっていけるかが、業績を左右します。

お客様が何に価値を感じられるのか、ということに常にアンテナを張っていたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする