鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第820回】 ライバルを研究しなければならない理由

2013年03月30日 | 住宅コンサルタントとして
自分の信頼している方からの紹介や、リピート以外、
基本的にいろんな商売において、競合はあると思った方がよいです。

はじめて行く街で夜の食事をしようとお店を探す時、
とりあえず一通りぶらっと店頭を見て、どこに入るか決めませんか?

私はそうします。

この場合、自分のお店は同じ通りに並んでいるお店と競合の関係になります。
例えば、自分が和食屋さんを経営しているとして、
隣接しているお店が中華とイタリアンのレストランだったとしたら、
ジャンルは違えど、競合になります。

他のお店の価格帯や味、ボリュームなどを研究することはもちろん、
原材料や調理方法へのこだわりについての情報発信、
お店のキレイさ、接客などのレベルも押さえた上で、
自分のお店の価値を店外のお客様にお伝えしようと努力したり、
接客レベルを上げたりしているお店は、お客様が支持されると思います。

もちろん、自店を何度か利用して非常に気に入られたお客様は、
次回以降は定期的に来店して下さると思います。

でも、情報発信をしていなかったり、ライバルに勝てる商品を開発していなかったり、
同じような価値のメニューをライバルより高く価格設定している場合、
当然ながらお客様は繰り返し利用してくれません。

新築やリフォームにしても絶対にそうです。

リピーターを増やそうと思えば、紹介を増やそうと思えば、
まずは新しいお客様からたくさんの依頼をいただかなくてはなりません。

そして、新しいお客様からご依頼を頂く上で、当然ながらライバルが存在します。

このライバルとの競争に勝ち、
かつ依頼をして下さったお客様の満足度が高くなるような仕事をやり続けることで、
年々商売がやりやすくなるのです。

ですから、今のお客様の満足度が上がるような仕事をやりながら、
かつライバルの研究をしなくては、業績というものは順調に上がっていかないのです。

特にリフォームビジネスの場合、ライバル企業の価格を掴むことは徹底してやっていかなくてはなりません。
そのために、しくみを構築することはもちろんですが、
まずはなぜライバルの情報を収集しなければならないのかを
スタッフに理解してもらうことが大切だと思います。

皆さんの会社は、ライバル企業の研究について、十分に出来ていますか?
コメント
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