りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

体罰問題を考える

2013年02月22日 | どの子もかがやくように

大阪市立桜宮高校バスケットボール部の男子生徒への体罰、そしてそれを受けたあとの自殺という問題は、日本中に衝撃を与えました。私も高校時代バスケットボール部に所属していましたが、猛練習をしていたあの頃と重なって、亡くなった男子生徒のことを思うとさぞかし悔しかっただろうになと胸が痛みます。体罰つまり暴力により生徒を追い詰めていったことを絶対に許すことはできない・・・。

現在こちらの高校では保護者、生徒、卒業生、弁護士で、「桜宮高校から体罰をなくし、改革をすすめる会」がつくられ市教育委員に要請をしたということですが、なぜこんなことになるような体罰がまかり通っていたのか、徹底的に糾明して行って、学校が子どもたちにとって本当に安心できる場になってほしいと願う。

さて残念なことは小田原市内の中学校でも体罰が発生したことです。このことは前にも書きましたが、今月の1日(金)に先生が生徒16名全員の頬を平手打ちしたことです。私はこのことが分かった後、教育委員会から一定の聞き取りをしていましたが、本日開かれた厚生文教常任委員会では詳しい説明がされました。

そこには体罰が発生した直後から時系列に、体罰をした男性教諭が校長にそのことを報告。学年主任と2年学級担任が当該生徒への聞き取りを行った等とあり、その後の措置は、翌日学校にて当該生徒と保護者に来校してしていただき、学校及び本人より、報告と謝罪を行なったなどとありました。また、教職員や保護者、児童生徒などへの体罰に関するアンケートが用意されていました。アンケートは体罰をした、受けた、見たことの事実を記入するものですが、教職員用は2月5日の早い提出となっていました。他に何もないことを願いますが、体罰があるとしたらそのままをぜひ記入してほしいものです。

このアンケートによる回答は、今後に生かされて行くと思うのですが、私はなぜ体罰が悪いのか等、教職員同士の徹底した議論の必要性を感じています。なぜなら一教職員や今回限りの問題に終わらせることではないと考えるからです。聞けばそのような議論の場もあるようでしたが、さらに今後も腑に落ちるまでの議論を行なってほしいと思うのです。また子どもたちとの議論もそうあってほしいと思います。

体罰もいじめもない学校になってほしい。本来学校とはそういう場であると思うのです。

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