りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

「デザインと品質」にこだわってこそホール

2017年03月31日 | *市*議*会*

 二転三転する本市のホール整備計画。いったいどういうホールを目指しているのか、いまいちピント来ない。ただ名称が「芸術文化創造センター」から「市民ホール」に変わってしまい、目指すものはだいぶ違ってきていると言うことだけはピンときていますが。

 3月定例会の予算特別委員会において、日本共産党(吉田福治議員が委員)は予算に計上されている市民ホール整備経費を、一部を残し削除するという修正案を提出しました。複数の賛成委員(議員)がいましたが、賛成少数で否決。本会議では他の議員から同趣旨の修正案が提出されましたが、これも賛成少数で否決。でも多くの議員が賛成したので、市のすすめ方に反発する声が多くあることが分かりました。

 私たち会派では、「デザインと品質」にこだわってこそ良いホールができると考えています。それには「設計・施工分離」という従来型でホールを整備することが最も望ましいと考えるのです。市はこれまで、「設計・施工分離」の従来型を、設計事務所が設計から工事監理まで行うため、デザインやディテール等の設計意図が詳細まで反映され、建築としての品質が高い。

 デザインビルド方式は、設計者の視点や発注者におけるチェック機能が働きにくく、施行者視点に偏った設計となる可能性があるということで整備手法の比較をしてきていますが、非常に矛盾を感じます。なぜって、市はデザインビルド方式によってホール整備しようとしているからです。

 設計者を重視した2段階方式とやらでデザインビルドの欠点である設計者の視点や発注者のチェック機能について、補てんするとしていますが、デザインビルドには変わりないことから本質的には変わらない旨を、私は修正案賛成討論で指摘しました。

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