りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

子どもたちがいつでも笑顔でいられるように

2011年06月08日 | どの子もかがやくように

きのうは本会議。

執行部から提出のあった議案に対し、7人の議員が議案関連質問をしました。

 私は平成23年度小田原市一般会計補正予算の内①不登校対策モデル事業②小・中連携学力向上推進事業について、この事業が子どもたちのためになるのかどうか、いくつかの切り口から質問をしました。事業概要を質すと、前者は「いのちを大切にする心」をはぐくむ教育や「友愛」の精神に則った心豊かな子どもの育成を図るなどとあり、後者は児童・生徒に望ましい生活習慣や家庭での学習習慣を習得させるためなどとありました。

 もともと前者は国の事業で、国が県に委託、県が市町村に委託したという事業、だからというわけではないけど、答弁を聞いていてなんだかいつもの文科省の得意なフレーズが気になり、はっきり言ってこのような言い回しはしっくりこないものだと思っていたのでした。でも再質問、再々質問に進んでいくうちに、この事業の持つ目的などが分かってきた辺りから、ぜひ成果をあげることができたらいいなと思いました。

 いじめ・不登校問題に代表されるように、今学校は本当に私の小中学校当時とは大きく様変わりしています。当時はいじめや不登校問題については大きく社会問題化するようなことはありませんでし、勉強にしても詰め込み教育と言われることもそうなく、のびのびと遊んで学んで学校はそれなりに楽しいところだったと今でも思っています。で、「いのち」「友愛」ときて補正予算書を見ると、後者の事業も子どもの生きる力育成経費の中にある事業ということで、いずれも「いのち」が強調されていることに、今の子どもたちの生きづらさが伝わって来るのでした(深刻だ)。

 子どもの貧困化という言葉が世界的に広がりを見せる中、日本は子どもの貧困化が進んでいます。大人たちの貧困格差が子ども社会に与えている影響はこれまた大きい。不登校児童・生徒に要保護・準要保護児童が多いというのがその表れだと思っています。お父さんお母さんが雇用不安にさらされているこの経済をよくし、社会保障を充実させるなど、子ども社会が大人社会の縮図とならないように、社会全体を良くすることが子どもを守ることにつながると思っている。いじめ・不登校、放射能汚染・・・。子どもたちのおかれている現状は厳しすぎる。子どもたちを大切にできるのは大人の果たす役割だと、きのうの本会議での各議員の質問を聞いていてなおさら思いましたが、ぜひ子どもたちのためにも頑張ろうと思っています。


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