りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

PFIで?小田原市斎場の整備計画

2015年04月07日 | *市*議*会*

 小田原市斎場の整備計画は、今ある斎場の老朽化が著しいため、新たに建設するというもの。敷地面積9、135㎡に今は火葬炉が6基あって、待合室が8室などとなっていますが、新たな計画は火葬炉を9基にすることになっています。

 この計画は現在「小田原市斎場事務広域協議会」で検討されていて、小田原市、南足柄市、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町の2市5町が参加しています。そして今後小田原市に1市5町が事務委託するというもの。それって消防広域化と同じ広域化の意味?という声もありますが、消防広域化とどこがどう違うのかちと分かりにくい。

 それと、よく分からないのが、PFI手法BTO方式でこの事業を進めていることです。きょうは後援会の方と先の3月議会の学習会をしましたが、議会報告をしている時に、PFI???なにそれ?ということでみなさんだいぶ困惑してしまいました。横文字が出る時はほんとに分かりずらいと言うことで、できるだけ噛み砕いて説明をしましたが、今後何度も説明が必要だなと感じました。

 PFIは一言で言えば民間に全て任せる事業だと思います。なぜならば、この事業の遂行のみを目的に、会社法で定める株式会社(SPCと言うのだそうだ)が、設計・建設、維持管理、運営業務、現斎場の解体・撤去までを一括して任されることになるからです。
 
 SPCが施設を建設し竣工後速やかに市に施設の所有権を移転するとありますが、何せ事業期間中(平成30年4月~平成51年3月までの21年間)はSPCが維持管理運営を一手に行なうことになっているので、ほんとに民間に全て任せることになるのです。

 なぜPFIかといえば、経費節減とサービスの向上となるとのこと。どれだけ経費が節減できてサービスが向上となるかは、それを数値で表わすVFM(バリューフォーマネー)があるのか、ないのか、どれだけあるのかできまる。そこで、予算特別委員会総括質疑で、その根拠となる、今示されている整備費(約55億)の内訳はどのようになっているのか聞いたが、よく分からずじまいでした。なお維持管理費が約33億となっています。

 平成27年度予算に、アドバイザリー委託料が計上されたが、事業者の選定に関するとあって、いよいよこの手法・方式で進められることが現実的になってきていたので、肝心なことが分からないままこの予算を認めるわけにはいかないと考え、賛成しませんでした。従来方式とPFI手法の比較を丁寧にすべきだと思っています。                                     

                                                                                                                                               

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