りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

視察の報告・その1

2011年11月14日 | *市*議*会*

 14日~16日まで、総務常任委員会の小松市、富山市、上越市においての、斎場、環境、防災をテーマにした視察がありました。

 石川県小松市にある広域斎場は、今年6月にオープンしたばかりの施設。小松市と加賀市(山中町と合併)が設立した小松加賀環境衛生組合が設置者となっています。場所は目の前に日本海を望むバツグンの環境にあって、ま新しい建物と周辺の景色が斎場とは思えぬほどのコラボをなしていました。施設の名称は「小松加賀斎場 さざなみ」。この名にふさわしいなと思います。

 施設内は、火葬炉8基、汚物炉1基、告別室、収骨室、待合室、待合ラウンジ、展望ロビーなどとなっていますが、珍しいのは美術品(101点)の多くが展示されていることです。癒しの空間がそこここに広がっていると感じました。

 気になる費用は、斎場、火葬場の総事業費・監理費のみで、合計約20億円。一般財源以外は補助金約3億円、再編交付金約5億6千万円とのことでした。また、大切な利用されている方の感想としては好意的なものが多いとありました。

 さて、本市含む2市5町(小田原、南足柄、大井、松田、山北、開成、箱根)の広域斎場の計画は、建設予定地の取得が困難との理由で、計画の延期がされ、事実上とん挫しているような状況です。ですから、今回の広域斎場への視察は大変勉強になると思っていました。

 今回視察して改まって思ったことは、建設予定地となる地域の合意が極めて大切であることや、施設自体の建設費用から、土地の取得、必要な道路等の整備も含めて、やはり大きな費用が掛かるということです。

 視察した広域斎場のあった場所は、小松市の土地開発公社が所有していた土地であり、施設周辺地域は工業団地、広場、ゴルフ場と民家もなく、斎場として大きな迷惑を掛けることは多分ないだろと思ったことと、周辺地域の同意がとりやすい状態でもあったように思ったことです。

 本市含む2市5町の事情とはだいぶ違うと思いました。したがって、本市の場合はこうなったら、本当に広域でやる方が良いのかどうか、そこも含めて納得がいく議論をまだまだしていく必要性を感じたということです。

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2 コメント

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字体について (北村敬一)
2020-04-13 18:00:50
時たま、報告等を閲覧させていただいています。市報等とは違い状況が垣間見え、ありがたいです。
見ていて、興味があるから読むのでが、最後まで読むのがつらいです。
字体をもっと良く検討し、読みやすくしたら、読者ももっと増えるのではないかと思い投稿いたします。
返信する
Unknown (rieko)
2020-04-18 09:54:39
ありがとうございます。

そのようにできるよう工夫いたします。
返信する

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