りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

視察報告その2

2011年11月15日 | *市*議*会*

 富山県富山市の人口は7市町村の合併により41万7千46人に(平成23年3月末日)。ここでは「環境モデル都市富山」について視察をしました。

富山市の世帯当たりの乗用車保有台数は、1世帯当たり1・72台ですが、富山県全体では全国第2位となっています(平成22年3月末)。

 そのため乗用車保有台数の増加では全国平均を上回っていましたが、一方では路線バスなどの身近な公共交通機関の減少が大きくなっていました。そして、CO2排出量はというと、産業、家庭、業務・その他、運輸の4部門で1990年から2005年までに約15・7%の増加をしたということで、これも産業を除く3部門で全国平均を上回っていることが分かりました。

 そこでこのようなことを背景に、富山市がモデル都市としての認定に至ったと思うのですが、公共交通機関を軸としたコンパクトなまちづくりを核とした、CO2削減計画が評価されたとのことでした。これは他市にない取り組みだそうです。

 平成21年3月にアクションプラン(富山市環境モデル都市行動計画)の策定により、本格的な取り組みが開始されたとありますが、市の総合計画、環境基本計画、都市マスタープランなどと連動して温室効果ガスの削減を目指すとされていました。

 取り組みは大中小さまざまに、さすが~モデル都市と、感心させられることが多いのですが、公共交通活性化の推進では富山ライトレール(次世代型路面電車)の整備により、開業前との比較で、平日約2・1倍、休日で約3・6倍の利用客の増加があるなどは画期的だと思いました。例えば高齢者の利用が増えたとのことでしたが、良いことだと思います。街なかに路面電車は和むわー 

 新エネルギー等の普及促進ということで、太陽光発電では富山市が誘致して、北陸電力(株)が太陽光発電施設を市有地に建設。約250件分の年間電気使用量に相当するとありましたが、これにより年間約300トンのCO2削減効果があるとのことでした。

 生ごみ回収では、本市でも成果が着実に上がってきていますが、生ごみリサイクル施設において、バイオガスをつくり、そのガスを利用して発電する取り組みをしていて、これも画期的だと思いました。平成22年度(7地区)生ごみ回収量は、約528トン。CO2削減に換算すると、約179トン、622,950kWhのバイオマスを利用しての発電実績となっていました。 いろいろ参考になります。

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