りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

TPPは国民的議論が何よりも重要

2011年11月10日 | いま国会では・・・

 野田首相がアジア太平洋経済協力会議(APEC)で、日本が環太平洋連携協定(TPP)に参加することを表明するのではないか?!という心配がされています。それはその姿勢を崩していないことが、マスコミ報道や国会質問でも明らかになっています。

 ただなぜ国外に向けてまず表明しようと考えているのか、ここはよく分からない話です。政権与党である民主党でさえもTPP参加に反対する声と慎重論が大きく占めているわけですが、こんな状態で日本の根底を揺るがすことになりかねないものに、参加表明を考えているとしたら、これほど日本の未来が恐ろしいことはありません。

 きのう国会の衆院予算委員会で、共産党の笠井議員がTPP参加に関する追求をしました。笠井議員の「国会、国民的議論もこれから、国民軽視ではないか」といった質問に、首相は「議論が熟した段階では一定の結論を出すことが必要だ」と答弁したということです。これはしんぶん赤旗で知りましたが、それはどういうことなのかと首相の答弁に疑問を感じました。

 議論が熟しているとそう思っているのか、それとも一般論でそう述べたのか、いずれにしても国会でも国民にもよく理解できないままにTPP参加を進めるのだけは断じて認めるわけにはいかないと思いました。

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