りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

城下町小田原は史跡と緑と花が一体なのがいい

2010年11月15日 | なんでもかんでもコーナ~

 昨日は自治会(城山地区の上・下・中・入の谷津4自治会)、育成会が行っている世代間交流事業に参加しました。今回もご高齢の方、ちびっこ、またそのお父さんお母さん方大勢の参加のもと小田原駅西口周辺がきれいに清掃され花壇には可愛いパンジーが植えられました。ということで世代間交流事業では駅西口周辺のお掃除と花植えをしています。ちょうど北条早雲公の銅像のバックにあるイチョウの木も今がピークに黄色く色づいていて今駅西口広場がとってもきれいです。

 日頃も自治会の方たちによってお花の水やりや清掃が行き届いていますが、本当に頭が下がる思いです。駅前がきちんとしているのはとっても気持ちがよく、視察で地方に行った時などにも感じることですが、駅前に降り立ったときの第一印象というのは大事だと思っています。市町村の持つ雰囲気というか、まちづくりへの思いがそこに感じられるからです。ちびっ子と作業をしているときに松ぼっくりやイチョウの葉っぱを拾いました。すぐその場で松ぼっくりでネズミの顔を作っていた子がいて、よくできているのにはさすがだなと思いました。

 作業のあと公民館でお茶などして、さらに交流会が続くのですが、会派で城址公園の樹木を視る予定になっていたので関野、原田両市議との待ち合わせ場所に急ぎました。すでにお二人は旭丘高校の中庭から弁財天社のある市の「史跡小田原城跡本丸・二の丸植栽管理計画」、また史跡整備の予定にもなっている御用米曲輪の方角を眺めていました。そこは土塁があるのですが、クスノキなどが林立していてちょっとした森を思わせるようなステキな空間となっています。

 高校側から眺めると緑濃く大きくそびえ立つクスノキの勇姿にちょっと感動ものです。その森に近づくと弁財天社が独特の雰囲気をかもし出していて非常に絵になるところです。その森を歩くと時々犬を連れた方やゆっくりと歩かれるご高齢の方などと行きあうのですが、この森は大切にするべきだなと思います。史跡整備はこの森を大きく残せる形で行うことが望ましいと思うのでした。

 天守閣のある本丸でベンチに座りながら植栽管理計画を真ん中に意見を出しあいました。目に飛び込んでくるのは緑に囲まれた中で、多くの人がお茶をしていたり、お弁当を広げては楽しく歓談している光景です。親子ずれ、カップルと非常に大勢の方で賑わっていますが、若いグループが多く目立つのはどういう分けだろうかと3人の共通の話題となりました。

 いずれにしても老いも若きも楽しそうで城址公園が観光客や市民のホットステーションになっていると思うのでした。本丸も二の丸もゆっくりと樹木の1本々を視て行き天守閣周辺や城址公園の総体的なバランス。とでもいうのでしょうか・・・、3人でそれぞれに城址公園のイメージや史跡と緑をどう生かしたらよいのかといったことで思い々に語り合いながらたっぷりと時間をかけて歩きました。

 そこで細かいことはさておき私なりの現在までの結論は史跡も緑も両方が大切にされる植栽管理計画としなければならないと思うことです。早く言えば地下の遺構にどうしてもよくないとされる樹木や本当に倒木の危険性があるものなど(さらに専門家の意見を聞くことが大事だと考えています)。このどうしてもというのが肝心だが、これ以外は伐採、枝おろし等する必要がないと思っています。ぜひ議論を徹底的にしていくところだと思います。(写真は御用米曲輪、弁財天社、二の丸広場の順)

コメント (4)
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