りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

城址公園の緑について

2010年11月09日 | なんでもかんでもコーナ~

 午前中は市議会で恒例の海岸清掃があり参加しました。風が強く吹いていたのでごみを集めるそばからそのごみが吹き飛ばされるほど今回の清掃はちと困難を極めましたが、10年前と比べると収集されたごみの量もグッと減ってきていて、その結果海岸がとてもきれいになってきているのを感じました。きっと海岸に携わる日頃の管理の徹底が行き届いてきているのだと思います。

 午後からは会派で会議となりました。この間の市政に係る問題点などについてどのように取り組みどのような結果が得られたのか、感想や意見、反省点を出し合いながら次なるステップにつなぎました。いくつか議論の対象となる中で、小田原城址公園の植栽管理計画についても議論となりました。

 このことについてはテレビ番組で取り上げられたこともあってか、市民の方などからメールやお電話等で意見を頂くことが多く、関心の高さを感じています。昨日も別件で地域の方のところを訪問した際に「何でお城の木を切るのか」ということで大変怒っていらっしゃって、木を切ることには反対だというご意見を頂きました。その方は毎日のようにお城を散歩されているとのことで、いろいろとお話しをお伺いしているうちにお城にある木の一本一本に相当な愛着を感じているのだなと思いました。城址公園はこんもりとした緑に包まれているのがいいのであってそうでなければ城址公園ではないといったご意見もいくつか頂いています。きっとこれらのご意見や思いは小田原城址公園の緑を守りたいとする多くの方たちと共通するところではないかと思うのです。そこには理屈抜きの幼い頃から慣れ親しんだ小田原城址公園の溢れる緑がイメージになっていると感じます。緑を守っていくことは大切で私も第一に考えていくべきだと思っています。

 11月4日に厚生文教常任委員会でこの植栽管理計画に白紙撤回を求める陳情が提出され審査された結果継続審査となりました。私は3日~5日まで親戚のお祝い事で県外にいたため直接傍聴することができませんでしたがそのきちっとした報告を原田、関野両市議から受けました。会派ではこの陳情の採決に当たっては十分議論をし、現場にも何回か行くなど調査をし、透谷の碑の松の伐採などに関しては市民の合意ができなければするべきでないとした緊急要望書を市長に提出してきたのですが、陳情への結論は継続審査というところで3名が一致しました。原田市議は委員会で緑を守りたいという思いは同じだが、市の植栽管理計画とだいぶ異なる内容が陳情に書かれているため採択するのは難しい。正確に書き直して再度陳情の提出をして頂きたい。できれば撤回ではなく凍結・見直しにして頂ければありがたいと採決の際意見を述べたということです。

 緑を守りたいのは多くの市民が一致できるところです。ぜひ私としては白紙撤回を求めたいとする方や素朴に1本も切ってほしくないという方、国指定史跡のためにはそれなりに木を切ることなどは仕方がないという方など。すべての思いを一つにしてこの際小田原市民の求める史跡と緑のあり方、観光の押し出し方を考えていかれればいいと思っています。市では一口に言うと、今後十分市民との合意で植栽管理計画を進めていくと答弁があったようですが、ぜひ市民との納得なくして進めていくことはしないでほしいと強く思います。 (写真右上は調査中の原田市議)
                                                                                            ちょうど城址公園やその周辺は紅葉してきていい感じです。春夏秋冬、市民や観光に訪れる人々に安らぎの場を与えてくれているのがこの小田原城址公園の大きな魅力だと思います。
 
 


                    

コメント (4)
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