りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

高齢者に、こんな冷たい制度ってある!!

2007年10月25日 | なんたって住民福祉

「後期高齢者医療制度」は来年の4月から開始となっている。どんな制度なのか、開始が近づくにつれて何かと尋ねられることが多くなってきています。きょうも尋ねられたけど、中には後期ってことは前期というのもあるのか?何が後期なのか?そこからしてわからないといったこともあって、実際に制度が始まったら対象となるご本人や家族の戸惑いが今から目に見えるようだ。この制度はひと口に言うと75歳以上(後期高齢者)の方たちだけを対象にしたもので、それまで入っていた国民健康保険などからいわば脱退させられる様なかたちで、新たな後期高齢者医療制度に組み入れられるということになっています。今までと大きく違うのは家族に扶養されている人までを含めて、すべての75歳以上の高齢者の方が保険料を納めなくてはならないということになっている。年金が月に1万5千円以上ある人は年金から保険料が否応なしに天引きされるが、全国平均で、月6千円くらいになるといわれているので、介護保険料と合わせると多くの人が毎月1万円近くの保険料を納めることになるということです。これって本当に大変!!高齢者はこの間、住民税の負担とか大きな負担つづきで、なぜこうも負担を背負わせるのかもう我慢が限界とはこういったことを言うわけです。政府は医療改革とかで、医療費の抑制などをねらいに定めているようだけど、高齢者にこんな制度までつくって医療費を抑えようなんてことはあまりにもひどすぎる。日本共産党市議団は議会で議決が求められる度に問題点を明らかにして反対をしてきたがこれは当然のこと。これからも中止を求めていきたい。先日マイケル・ムーワ監督の映画「シッコ」を見た際にも思ったけど、日本の医療保険制度の貧弱さは何なんだろうと・・・。はなはだ先進国日本の危うさを思うのでした。

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