川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

「松阪牛は大丈夫」市長が安全宣言

2011-07-17 09:10:14 | 日記

福島県南相馬市の農家から出荷された肉用牛から放射性セシウムが検出された問題で、野外に置かれた稲わらから国の暫定規制値を超える放射性セシウムが測定され、このわらを食べた牛が内部被ばくした可能性があると判断された。この汚染されたとみられる牛肉が少なくとも全国35都道府県に流通されていることが判明している。

 

松阪市では県と共に松阪牛を育てる農家に、福島産の子牛や稲わらが導入されているかどうか調査した結果、導入されていないことがわかり、7月15日に山中市長が松阪牛の「安全宣言」を行った。松阪牛の生産農家も我々松阪市民もほっと胸をなで下ろしたところではあるが、汚染された可能性のある牛肉がすでに消費されていることや、福島産肉牛の出荷停止ともなれば、同じ肉牛生産地である松阪市としても、手放しで安心してはおれない。

 

スマトラ沖地震による津波を見ても、チェルノブイリの原発事故を見ても、私たち日本人は日本では絶対起こり得ない、遠い異国の出来事に思えた。防災に関しても、原発の安全性に関しても我が国は、世界に冠たる国に思えた。今回の東日本大震災を見るまでは。人類の造るものに絶対はないということを改めて思い知らされた。原発事故はまだまだ今後の展開が予想できないが、地震や津波による被害の復興は着実に前に進んでいる。

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