川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

未曾有の大災害

2011-03-12 22:40:45 | 日記

3月11日、東北から関東にかけてマグニチュード 8.8 を記録する巨大地震が発生し、阪神・淡路大震災を経験したわが国にとっても、かつて経験したことのない、まさしく未曾有の大災害に直面しました。調査が進むほど被害や犠牲者の数が増え続けています。

 

岩手県大船渡市も今回の地震による津波で大きな被害を受けました。昨年の11月議会の一般質問の内容のことで、大船渡市役所に問い合わせて教えていただいたことがありました。テレビで見る惨状に大変心配しています。

 

大きな余震も続く中、生存者の救出、行方不明者の捜索、犠牲者の収容など当面の作業が優先されますが、そのあと災害復旧に向けて国をあげての取り組みが行われることになります。国の方でも国会の論戦を休戦して、与野党協力の上で災害復旧に向けての特別予算の編成に取り組みます。今回被害範囲が広いことから阪神・淡路大震災の3兆円をはるかにしのぐ特別予算が必要になるということです。

 

阪神・淡路大震災のとき諸外国の人たちが驚いたそうです。あれだけの災害が発生していて社会が混乱しているのに、日本ではなぜ略奪が起きないの?、日本人はどうしてあれだけ整然と並んで救援物資を受け取るの?。

今回の災害で自宅に戻れない人のために、学校など多くの施設が解放されました。炊き出しも始まっています。全ての商品を100円で売りだしたスーパーもあります。救援物資も届き始めています。少し落ち着いたら多くのボランテァが災害現場に入ることでしょう。

このような大きな試練に直面したときにこそ、これまで培われてきた日本人の助け合いの精神、思いやりの精神が発揮される事になるでしょう。

コメント (2)
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