川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

ああ!ゲートボール

2010-05-19 18:17:11 | 日記
 「ゲート」という言葉と「ボール」という言葉は、それぞれ日常生活でよく使う言葉です。この言葉自体、特に何のイメージもないのですが、2つの言葉が合わさって「ゲートボール」というと、何となく「年寄りくさい」というイメージを持たれる人も多いのではないかと思います。しかしこのスポーツはもともと子どもの遊びとして考案されました。

 5月18日、松阪市大足町の阪内川スポーツ公園内にあるゲートボール場で、松尾地区ゲートボール大会が開催されました。私も来賓というかたちで開会式に出席させていただきました。松尾地区では1年の間に公民館主催のゲートボール大会と松尾老人会主催のゲートボール大会が行われますが、この日は松尾公民館主催のもので、約70名の選手が10チームに分かれて日頃の練習の成果を競いました。

 ゲートボールは、戦後間もない昭和22年(1947)北海道芽室町で製パン業を営んでいた鈴木英治(後に和伸と改名)氏が、遊び道具がない子供たちのためにクロッケーゴルフをヒントに考案したもので、翌年「ゲートボール」と命名されました。
 その後、頭とからだを使い、手軽に遊べるスポーツとして、本来の目的であった子供たちとは別に、高齢者の間で全国的に急速に広がり、現在日本のゲートボール愛好者は100万人以上と言われています。
 またクロッケーゴルフの本場イギリスを始め、世界30ヶ国以上の国と地域で1000万人以上の愛好者が楽しむメジャーなスポーツに成長して、世界大会も行われています。

 三重県ゲートボール連合会(会長 坂本 和生)に加盟する松阪多気支部(支部長 渋谷節男)には松阪ゲートボール連合会、明和ゲートボール協会、多気ゲートボール協会、大台ゲートボール協会の4つの団体が所属します。このうち松阪ゲートボール連合会(会長  渋谷節男)には431名の愛好者が加入しています。また協会に加入せずゲートボールを楽しんでいる人もあり、市内のスポーツの競技人口の中でも、ウォーキングなどを除くと一番多いのではないかと思います。今年は三重県がゲートボールの強化県に指定されているということです。

 ゲートボールは「いじわる」なスポーツだと言われています。しかしスポーツでは相手に勝つために、多かれ少なかれ相手の嫌がることをします。バレーやテニス、卓球などの球技では相手の受けにくいようにボールを強く打ちます。また野球のピッチャーもバッターが打ちにくい球を投げます。ゲートボールが特にいじわるな特異な競技ではないと思います。
 私もゲートボールのルールや遊び方は、何度見ていても全く判らなかったのですが、一度経験させてもらって概要を知ることができました。大変奥の深い競技ですので、長くやっていないと、その神髄は判らないと思いますが。
コメント
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