川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松阪駅舎のツバメの巣

2010-05-13 07:36:55 | 日記
 松阪駅の出入り口、切符を買うスペースの天井にツバメの巣を見つけました。人々が激しく出入りする中で悠々と巣作りに励んでいます。
 ツバメと人間の共生はいつから始まったのでしょうか。農薬など買えない時代、農家は害虫の駆除に苦心をしました。「誘蛾灯」と呼ばれる装置で稲作の害虫を駆除したり、また夜たいまつを焚いて害虫をおびきよせて退治する行事なども行われていました。
 このような時代、ツバメは農作物の害虫を取ってくれる「益鳥」として大切にされてきました。そのために人々は巣作りに家の軒先を提供したのでした。
 今は農薬が発達してこれまでのようなツバメの役割はないかも知れませんが、それでもツバメと人間の共生は続いています。無農薬栽培が増えてきている現在、ツバメの役割があらためて見直されることになるかも知れません。

 松阪市では今年度から始まる「松阪まちなか再生プラン」事業の一環として松阪駅西のリニューアルをスタートします。私たちは視察でいくつかの都市を訪れていますが、多くの都市の駅前はスッキリ整備されています。松阪駅は長い間手つかずの状態でしたが、今年から駅前歩道の上の雨をしのぐシェルターの改修や、駅舎の空きスペースを借り受けての物産店の開設など計画されています。また駅前のモニュメントも新しく作りかえられます。大がかりな駅前改修とはいきませんが、駅を降り立った旅行者が少しでもわくわくするような装いにしていきたいものです。