川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

地方議員は野党たれ

2008-10-24 17:36:13 | 思うこと
 私たち市議会議員は市民の血税から給料を頂いています。いわば市民に雇われて市議会に臨んでいるわけです。市議会議員の仕事はいろいろありますが、その最大の役割は市の行政をチェックすることにあります。市の行政が正しく行われているかどうか、市の行政が公平に行われているかどうか、市の税金が正しく使われているかどうかをチェックすることにあります。

 市が行う施策の内、予算が伴うものは全て議会で審議されます。議会に提出される議案は行政の方でも充分検討されますが、最終的にその議案が市のためのものか、市民のためのものか判断するのは議会です。私たち議員の責任は重大です。市民にとっていわば議会は最後の砦であるからです。

 23日、県教育委員会は任期満了による教育委員長選挙を行い、四日市大学地域政策研究所長の竹下護氏を選任しました。私はこの竹下護先生から8月4日から3日間の日程で行われた四日市大学の公開授業「地方議会論」で講義を受けました。
 この授業には三重県や愛知県の市議会議員や県議会議員、市の職員、一般市民など40~50人が毎日参加していました。私は昨年同様大平議員と一緒に3日間通いました。また松阪市からは他に海住議員も参加されていました。

 授業の中で竹下先生からはマニフェストの作り方や地方議会のあり方、議員の役割などの講義を受けました。この授業で竹下先生から「県議会議員や市議会議員などの地方議員は全て野党でなければならない」という話しを聞き、我が意を得たりという気持でした。言い方を変えれば市民にとって与党であれということになります。

 議会で賛成するも反対するも市民に顔を向けて判断すべきで、そのチェック機関の最高責任者が議長ということになります。地方議会の会派の中にも「あの会派は与党だ」とか「あの会派は野党だ」という話しを聞きます。
 私は「地方議員は野党たれ」を議員活動の基本理念としていきたい。
  (写真は四日市大学公開授業の様子)