フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

歴史はロマン

2011-11-26 22:02:27 | Weblog
先日、歴史で印象にある名前の中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と中臣鎌足(なかとみのかまたり)が出会った「槻(つき)の木の広場」の一部と見られる、7世紀後半の石組み溝や石敷きが見つかったと報道されました。日本書記では皇子と鎌足はけまりの最中に出会ったとされています。
またもうひとつ中世の武装宗教都市として知られる奈良県柏原市の今井町では、16世紀後半に対立していた織田信長と和睦した際に埋められた濠の後が見つかったそうです。
こうしたニュースに触れると一気に歴史の想像が膨らんで来ます。京都にいた学生時代は、少し歩けば歴史の真っ只中という感じでしたが、この名古屋では、時代を動かした歴史的な場所は少ないですね。もちろん、関ヶ原も近いし、稲葉城も近いですし、そうそう小牧山も近いですね。
私がかつて出掛けたところで歴史上の人物の名前に一番多く出会った場所は、高野山です。奥の院へ向かう道の両側にある墓所の名前を確認するとまさに歴史の教科書でした。鬱蒼としたたたずまいにも影響されて、私自身が歴史上の人物になったような錯覚に陥ります。
歴史好きな方は是非、高野山へ出掛けられるのをオススメします。