フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

歴史の重みを知る

2011-11-09 23:51:32 | Weblog
昨日は創業80周年というキングレコードのイベントを楽しみました。総勢17人の歌手が揃ったステージは圧巻でした。
一方、日本で初めてのサル山が東京、上野動物園に出来て今年で80年になるそうです。80年前というと昭和の初期ですね。
こうした歴史の教科書に載らないことはともかく昭和のあの戦争へ向かってしまった政治的な世相も余り理解出来ていないような気がしています。というのも、今はどうかわかりませんが、高校時代に歴史の教科書が昭和に入るころから受験モードになって、授業が受験科目中心ということで、結局昭和の初期を飛ばしてしまったのです。江戸時代や明治時代の勉強に比べてどうしても弱くなりますよね。ですから歴史は続いていることを考えると、空白があってはいけません。
ひと昔前に昭和の戦前、戦後の歴史を勉強したことがあります。今、国会で審議している問題で、そのやり取りから歴史を学んでいないとついていけない言葉も登場します。若い人達にも是非、昭和を勉強してほしいですね。何よりも戦争という不毛な出来事を経験した、当時の状況をしっかり把握することが「二度と…」に繋がると思います。