フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

監督

2011-11-25 23:59:56 | Weblog
日本で一番少ないトップの役職は首相を除いてはプロ野球の監督かも知れませんね。来シーズンも新監督が誕生します。今、この時期どんな気持ちでいるのでしょうか。
プロ野球のチームを会社として見ると、社長という監督が代わると会社の方針がコロッと代わることがあります。例えばチームの編成の際にFAによって穴を埋めようとする方針のチームもあれば、今ある戦力の底上げを計るチームもあります。いずれも監督の意向が大きく左右します。中日の新監督の高木さんは後者の方ですね。
こうした場合でも、監督の目に留まるかどうかで選手の将来が決まることもあります。2軍にいる選手でも監督の目に止まって一気に1軍のチャンスを掴めば、新しい将来が拡がっていきます。となると将来の鍵を握るのも監督と言えるかも知れません。
過去の歴史は、どんなにエラーが多くてもどんなに打てなくても、使いつづけることによって大選手になったことを証明することがあります。だからこそその監督が退陣する時の主力選手のコメントは、自分が今あるのは監督のおかげという言葉が聞かれます。この辺にも社長と監督の違いがありそうです。
監督の手腕が問われるのもこの辺ですね。