フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

酉の市

2011-11-04 23:10:14 | Weblog
11月2日の酉の市のニュースで熊手を持った市民の姿に記憶がありますね。ニュースでは浅草「長國寺」の酉の市でしたが、各地で酉の市が開かれ、大小様々な熊手が売られます。来年の幸運を取り込もうというものです。
この熊手は売る側と買う側の値段交渉がみものです。必ず値切るのが常識で、また元の値段よりも必ず安くなるのです。値切っても、御祝儀はつけるものだそうですよ。
今年の酉の市は11月14日と11月26日にもあります。つまり三の酉の年です。三の酉のある年は火事が多いという俗説があります。あえて俗説というのは、根拠のないことだからです。江戸時代のことです。この酉の市が行われているそばに吉原遊郭があったために、そこへ行かせたくない妻が引き止めに使った口実と言われています。まあ、俗説でも火の取り扱いには、十分注意した方がいいですね。
先日のハロウィン始め、クリスマス、バレンタインデーと外国の行事が幅をきかせている昨今、こうした日本の伝統的な行事をもう少し大切に守っていきたいです。ですから親御さんも、子供達にこうした伝統的な行事の説明をしっかりしてほしいですね。