フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

傘の日

2011-06-11 22:50:31 | Weblog
現実とは多少ずれるかも知れませんが、今日は暦の上で入梅の日ということで、1988年に業界が傘の日としました。
傘といえば日本の傘はカラフルですね。以前番組のコメンテーターを務めてくれたカナダのお嬢さんが、日本に来て最初に驚いたのは、雨傘が非常にカラフルだということだと語っていました。
梅雨があるのは東アジア特有です。中でも日本はこの梅雨を文化にまで取り込んだのですから、梅雨を楽しむ為にも傘に対して思いを込めたのでしょう。同じ雨でも、雨が大粒でザアッと降る、いわゆるスコールと呼ぶマレーシアあたりは、同じカラフルでも、ゴルフのキャディーさんが持つような大きい、頑丈な傘を使っています。日本に来る外国人観光客は日本のカラフルな傘をお土産として買い求めることが多いそうです。
日本の傘で日本の情緒が感じられるといえば、なんと言っても和傘です。和傘には番傘と蛇の目傘がありますね。どちらかといえば番傘はシンプルで太身なところから男性、スマートでカラフルなのが蛇の目で女性が使います。和傘の本場の京都で古い町並みを蛇の目で歩く着物姿の女性を見るにつけ、日本人の美意識を誇りに思ったものです。
名古屋ではどうでしょうか(笑)?