フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

会話

2007-12-17 23:50:15 | Weblog
「あとでより 今 話そう 親子の会話」という、いつだったかの標語を思い出しました。
今朝方「中学2年生の60%が携帯電話を持っているが、その生徒たちの60%以上が殆どメールのやりとりで、そのうちの多くが家庭での会話が乏しい生徒」というデータがあるというニュースが流れていました。
現代の世相の一面で、家庭環境をとりあげるとき、極端に家庭での会話が不足していると指摘されています。食後、すぐ個室に閉じこもり、テレビやゲームにふける子供が多く、母親も外で遊ぶより安全という事で許可しているというものです。
親子といえども会話を通して気持のやりとりがあって初めて信頼関係が生まれるわけですから、その機会を放棄している様で残念ですね。ただ親子の会話というと、一方的に親の方が話し聞かせという状態が生まれる事が多くあります。特に父親は会社モードを家庭に持ち込み、論理的であるか効率的であるかという思いで子供の話を聞く姿勢をみせると言葉のキャッチボールが出来なくなります。
ですから「子供がしゃべろうとしていることに、ひたすら我慢強く耳を傾けよう」
こんなところからはじめてみてはいかがでしょうか。親子の会話の中で共通の価値観が芽生え、しつけにもつながっていきますよね。