おごられる

それぞれが所属する組織以外の忘年会、つまり個人的な忘年会も多くなります。
上司や先輩に誘われて出掛けて行くわけですが、そういうお誘いの場合はやはり割り勘ではなく、おごってもらう事になります。若い頃の経験でいいますと「おごられる」というのは難しい事もありません。
その昔「さあ、俺がおごるから出かけるぞ！」と先輩に言われた時に「すみません」と言葉を返した事がありました。途端に「ありがとうと言うんだ、そういう時は」と叱られてしまいました。「ごちそうするという気にならないだろう、その言葉では」とダメ出しでした。
確かに今の日本人はお礼をいう場合に「ありがとうございます」が極端に減った様な気がします。「すみません」より「ありがとう」をもっと使いたいですね。
さて、楽しい食事の忘年会も、会計が終わって店を出るまでが忘年会ですから上司や先輩が会計をしている時も注意しなくてはなりません。おごってもらう方は、会計の時、そばについていてはいけません。そしてお礼は店の外でいう事です。
またその際には今度は自分より下の世代の者におごってみようという気持を心の片隅に持っていてほしいものです。