竹取翁と万葉集のお勉強

楽しく自由に万葉集を楽しんでいるブログです。
初めてのお人でも、それなりのお人でも、楽しめると思います。

後撰和歌集 巻10 歌番号671から675まで

2023年12月05日 | 後撰和歌集 現代語訳 巻10
歌番号六七一
原文 堂以之良寸
読下 題知らす

原文 美奈毛堂乃宇可不
読下 源うかふ(源浮)

原文 己飛之佐者祢奴尓奈久左武止奈幾尓安也之久安八奴女遠毛三留加奈
和歌 こひしさは ねぬになくさむ ともなきに あやしくあはぬ めをもみるかな
読下 恋しさは寝ぬに慰むともなきにあやしく逢はぬ目をも見るかな
解釈 恋焦がれる気持ちは寝ないからと言って慰めるものでもないが、不思議に夢にも遇わぬ目にも遭うこに出逢うようです。

歌番号六七二
原文 止之部天以飛和堂利者部利个留於无奈尓
読下 年経て言ひわたり侍りける女に

原文 美奈毛堂乃春久類
読下 源すくる(源俊)

原文 飛佐之久毛己比和多留加奈寸美乃衣乃幾之尓止之布留末川奈良奈久尓
和歌 ひさしくも こひわたるかな すみのえの きしにとしふる まつならなくに
読下 久しくも恋ひわたるかな住の江の岸に年経る松ならなくに
解釈 長年、互いに恋慕っていることです、貴女の許で住むのを得、その言葉の響きのような、住之江に生える年を経た松ではありませんが。

歌番号六七三
原文 堂以之良寸
読下 題知らす

原文 布知八良乃幾与多々
読下 藤原清正

原文 安不己止乃世々遠部多川留久礼多个乃布之乃可寸奈幾己比毛寸留加奈
和歌 あふことの よよをへたつる くれたけの ふしのかすなき こひもするかな
読下 逢ふ事の世々を隔つる呉竹の節の数なき恋もするかな
解釈 貴女と逢うことは、長い世世を隔てる、その言葉の響きのような、夜夜を隔てる、その時を隔てる言葉のような、呉竹の節、その言葉の響きのような貴女との臥しが少ない、そのような関係の恋をしています。

歌番号六七四
原文 加礼可多尓奈利个留飛止尓寸恵毛美知多留衣多
尓川个天川可八之个留
読下 かれがたになりける人に、末もみぢたる枝に
つけてつかはしける

原文 与美比止之良須
読下 詠み人知らす

原文 以末者天不己々呂徒久者乃也末三礼者己寸恵与利己曽以呂加者利个礼
和歌 いまはてふ こころつくはの やまみれは こすゑよりこそ いろかはりけれ
読下 今はてふ心筑波の山見れば梢よりこそ色変りけれ
解釈 今は縁が果てる、その心の内の見当がつく、その言葉の響きのような、筑波の山を見ると、梢から色変わりするように、私の訪れが間遠のいて、貴女の許に来ずの結果が、互いの心変わりの許名bのでしょう。

歌番号六七五
原文 於无奈乃毛止与利加部利天安之多尓川可八之个留
読下 女のもとより帰りて、朝につかはしける

原文 美奈毛堂乃之計美従乃安曾无
読下 源重光朝臣

原文 加部利遣武曽良毛志良礼寸遠者寸天乃也末与利以天之川幾遠三之万尓
和歌 かへりけむ そらもしられす をはすての やまよりいてし つきをみしまに
読下 帰りけむ空も知られず姨捨の山より出でし月を見し間に
解釈 帰って来た道を全くに覚えていません、その時の空の様子にも気が付かず、心を惹かれて何度も後ろを振り返して見ると言う、あの姥捨山から出た月を見ているかのような、何度も、貴女の屋敷を振り返って見ている間に帰って来たようです。

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後撰和歌集 巻10 歌番号666から670まで

2023年12月04日 | 後撰和歌集 現代語訳 巻10
歌番号六六六
原文 佐多久尓乃安曾无乃美也寸止己呂幾与可个乃安曾无止
美知乃久尓々安留止己呂/\遠徒久之天宇多尓与美
加者之天以末者与武部幾止己呂奈之止以比个礼八
読下 定国朝臣の御息所、清蔭朝臣と
陸奥国にある所々を尽くして歌によみ
交して、今はよむべき所なしと言ひければ

原文 美奈毛堂乃幾与可計乃安曾无
読下 源清蔭朝臣

原文 佐天毛奈保万可幾乃之末乃安利个礼者多知与利奴部久於毛本由留加奈
和歌 さてもなほ まかきのしまの ありけれは たちよりぬへく おもほゆるかな
読下 さてもなほ籬の島の有りければ立ち寄りぬべく思ほゆるかな
解釈 そのように和歌に詠い尽くしたと言っても、それでもなお、籬の島がありますので、和歌のお題として、その島に立ち寄るべきだと思いますよ。それに加えて、私は女御「まかき」のそばに立ち寄りたいと願っています。

歌番号六六七
原文 己止於无奈乃布美遠女乃三武止以比个留尓三世
佐利个礼者宇良美个留尓曽乃不美乃宇良尓加幾
川个天川可八之个留
読下 異女の文を、妻の見むと言ひけるに、見せ
ざりければ、恨みけるに、その文の裏に書き
つけてつかはしける

原文 与美比止之良寸
読下 詠み人知らす

原文 己礼者可久宇良美止己呂毛奈幾毛乃遠宇之呂女多久八於毛八佐良奈无
和歌 これはかく うらみところも なきものを うしろめたくは おもはさらなむ
読下 これはかく恨む所もなき物をうしろめたくは思はざらなん
解釈 この手紙は、このように恨むような所が無いものなので、私はまったくに後ろめたくは思いませんよ、貴女も、このように書かれたら、無理に手紙の後ろを見たいとは思わないでしょ。

歌番号六六八
原文 飛左之宇安者左利个留於无奈尓川可八之个留
読下 久しう逢はざありける女につかはしける

原文 美奈毛止乃左祢安幾良
読下 源さねあきら(源信明)

原文 於毛比幾也安比三奴己止遠以川与利止加曽不者可利尓奈佐武毛乃止八
和歌 おもひきや あひみぬことを いつよりと かそふはかりに なさむものとは
読下 思ひきや逢ひ見ぬことをいつよりと数ふばかりになさむ物とは
解釈 思ってもいませんでした。この文を書き始める時に、貴女にお逢いしないことを、さて、いつからかと数えることになるほど、逢いませんでしたことを。

歌番号六六九
原文 堂以之良寸
読下 題知らす

原文 布知八良乃者留可多
読下 藤原治方

原文 与乃川祢乃祢遠之奈可祢者安不己止乃奈美多乃以呂毛己止尓曽安利个留
和歌 よのつねの ねをしなかねは あふことの なみたのいろも ことにそありける
読下 世の常の音をし泣かねば逢ふ事の涙の色もことにぞありける
解釈 世の常のように音を上げて泣くようなことをせず、忍び泣くので、貴女と逢う事も無く、泣く涙の色も、世の常とは異にする血の色なのです。

歌番号六七〇
原文 堂以之良寸
読下 題知らす

原文 於本止毛乃久呂奴之
読下 大伴黒主

原文 之良奈美乃与寸留以曽満遠己久不祢乃加知止利安部奴己比毛寸留加奈
和歌 しらなみの よするいそまを こくふねの かちとりあへぬ こひもするかな
読下 白浪の寄する磯間を漕ぐ舟の舵取りあへぬ恋もするかな
解釈 白波が寄せる磯の間を漕ぐ舟の舵取りが危ういように、行方の危うい恋をしているのでしょうか。

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後撰和歌集 巻10 歌番号661から665まで

2023年12月01日 | 後撰和歌集 現代語訳 巻10
歌番号六六一
原文 安比之利天者部利个留飛止遠飛佐之宇止八寸之天
満可利多利个礼者加止与利加部之川可八之个留尓
読下 あひ知りて侍りける人を、久しう訪はずして
まかりたりければ、門より返しつかはしけるに

原文 美不乃多々三祢
読下 壬生忠岑

原文 寸三与之乃末川尓多知与留之良奈三乃加部留於利尓也祢八奈可留良无
和歌 すみよしの まつにたちよる しらなみの かへるをりにや ねはなかるらむ
読下 住吉の松に立ち寄る白浪の帰る折にや音は泣かるらん
解釈 住吉の松に立ち寄り打ち返す白波、その言葉ではありませんが、貴女の許は住み良し、その貴女は私を待つとして、このように立ち寄るのに貴女に追い返されては、私は帰る折に、音を上げて泣いてしまいますよ。

歌番号六六二
原文 於止己乃毛止与利以末者己止飛止安无奈礼者止
以部利遣礼者於无奈尓加者利天
読下 男のもとより、今は異人あんなればと
言へりければ、女に代りて

原文 与美比止之良数
読下 詠み人知らす

原文 於毛者武止堂乃免之己止毛安留物遠奈幾奈遠多天々堂々尓和春礼年
和歌 おもはむと たのめしことも あるものを なきなをたてて たたにわすれね
読下 思はむと頼めし事もある物をなき名を立ててただに忘れね
解釈 恋焦がれたと恋心を寄せたこともあったのに、今更、根拠の無い噂話を立てたりしないで、なにごとも無かったように忘れなさい。

歌番号六六三
原文 加部之
読下 返し

原文 与美比止之良寸
読下 詠み人知らす

原文 加春可乃々止不比乃々毛利三之毛乃遠奈幾奈止以者々徒美毛己曽宇礼
和歌 かすかのの とふひののもり みしものを なきなといはは つみもこそうれ
読下 春日野の飛火の野守見し物をなき名と言はば罪もこそ得れ
解釈 春日野の野の飛び火を監視する野守が、しっかりと監視するように、貴女と出逢った事をなかったと言い出せば、それは罪な話ですよ。

歌番号六六四
原文 堂以之良寸
読下 題知らす

原文 与美比止之良寸
読下 詠み人知らす

原文 和寸良礼天於毛不奈个幾乃志个留遠也三遠者川可之乃毛利止以不良无
和歌 わすられて おもふなけきの しけるをや みをはつかしの もりといふらむ
読下 忘られて思ふ嘆きの繁るをや身をはづかしの森といふらん
解釈 恋人に棄てられて、そこで感じる嘆きがたくさんあることを、それを身の恥ずかしと、あの木々の茂る波豆賀之の森の名を懸けて、言うのでしょうか。

歌番号六六五
原文 飛止乃己々呂加者利尓个礼者
読下 人の心変りにければ

原文 宇己武
読下 右近

原文 於毛者武止堂乃女之飛止者安利止幾久以比之己止乃者以川知以尓个无
和歌 おもはむと たのめしひとは ありときく いひしことのは いつちいにけむ
読下 思はむと頼めし人は有りと聞く言ひし言の葉いづち往にけん
解釈 恋焦がれていますとのことで、私が心を寄せた人は、今でも生きていると聞きますが、あの恋焦がれていますと、言った言葉がは、さて、どこに行って、どこで言ってるのでしょうか。

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後撰和歌集 巻10 歌番号656から660まで

2023年11月30日 | 後撰和歌集 現代語訳 巻10
歌番号六五六
原文 於无奈乃毛止尓川可者之个留
読下 女の許につかはしける

原文 多知者奈乃左祢止之安曾无
読下 橘実利朝臣

原文 徒良之止毛於毛比曽者天奴奈美多可者奈可礼天飛止遠堂乃武己々呂者
和歌 つらしとも おもひそはてぬ なみたかは なかれてひとを たのむこころは
読下 つらしとも思ひぞ果てぬ涙河流れて人を頼む心は
解釈 貴女が私に素っ気ない態度をすることに、切ないとも思う気持ちは尽きません、そのような尽きぬ切なさに流す涙の河は流れても、それでも貴女が私を慕ってくれることへの期待はあります。

歌番号六五七
原文 可部之
読下 返し

原文 与美比止之良寸
読下 詠み人知らす

原文 奈可礼天止奈尓堂乃武良无奈美多可者可計三由部久毛於毛本衣奈久尓
和歌 なかれてと なにたのむらむ なみたかは かけみゆへくも おもほえなくに
読下 なかれてと何頼むらん涙河影見ゆべくも思ほえなくに
解釈 泣いて涙の河が流れる、そのようなことは、無かれと言うが、さて、何を期待しているのでしょうか。貴方が言うその涙河になにごとかの姿を見るなんて出来るとは思えませんが。

歌番号六五八
原文 飛止遠以比和川良比天川可者之个留
読下 人を言ひわづらひてつかはしける

原文 多比良乃左多不无
読下 平定文

原文 奈尓己止遠以末者多乃万武知者也不留加美毛多寸个奴和可三奈利个利
和歌 なにことを いまはたのまむ ちはやふる かみもたすけぬ わかみなりけり
読下 何事を今は頼まむちはやぶる神も助けぬ我が身なりけり
解釈 神に誓った恋なのに、その貴女に棄てられて、さて、何事かを今は神仏に祈って頼みましょうか、天の磐戸を破って現れた天照大御神でさえも助けてくれない、私の身の上ですから。

歌番号六五九
原文 可部之
読下 返し

原文 於保川布祢
読下 おほつふね(在原棟梁女)

原文 知者也布留加美毛美々己曽奈礼奴良之左万/\以乃留止之毛部奴礼八
和歌 ちはやふる かみもみみこそ なれぬらし さまさまいのる としもへぬれは
読下 ちはやぶる神も耳こそ馴れぬらしさまざま祈る年も経ぬれば
解釈 天の磐戸を破って現れた天照大御神も、貴方がする恋の誓いに耳さえも聞き慣れてしまわれたようです、あれやこれやと神に祈る、そのような年をたくさんも経てきましたので。

歌番号六六〇
原文 於无奈乃毛止尓満可利个留遠多々尓天
加部之者部利遣礼者以比以礼者部利計留
読下 女のもとにまかりたりけるを、ただにて
返し侍りければ、言ひ入れ侍りける

原文 徒良由幾
読下 つらゆき(紀貫之)

原文 宇良美天毛三己曽徒良个礼加良己呂毛幾天以多川良尓加部寸止於毛部八
和歌 うらみても みこそつらけれ からころも きていたつらに かへすとおもへは
読下 恨みても身こそつらけれ唐衣着ていたづらに返すと思へば
解釈 会いもせずに追い返す貴女の仕打ちを恨んでみても、それでも私の身の上は切ないものがあります、唐衣を着る、その言葉の響きのような、貴女の許に来ても、ただ素っ気なく、追い返すと思うと。

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後撰和歌集 巻10 歌番号651から655まで

2023年11月29日 | 後撰和歌集 現代語訳 巻10
歌番号六五一
原文 者留乃美也尓奈留止々以不止乃毛止尓於无奈止毛乃以比个留尓
於也乃止遠佐之天多天々為天以里尓个礼八
末多乃安之多尓川可者之个留
読下 春宮に鳴戸といふ戸のもとに女と物言ひけるに、
親の戸を鎖して立てて率て入りにければ、
又の朝につかはしける

原文 布知八良乃之計毛止
読下 藤原滋幹

原文 奈累止与利佐之以多左礼之不祢与利毛和礼曽与留部毛奈幾己々知世之
和歌 なるとより さしいたされし ふねよりも われそよるへも なきここちせし
読下 鳴門よりさし出だされし舟よりも我ぞよるべもなき心地せし
解釈 鳴門の瀬戸から押し出された舟よりも、約束の妻問いで貴女の親に締め出された、その私の方は取り付く島のないほどの、辛い思いをしました。

歌番号六五二
原文 堂以之良寸
読下 題知らす

原文 与美比止毛
読下 詠み人も

原文 多可左己乃美祢乃之良久毛加々利遣留比止乃己々呂遠太乃美个留可奈
和歌 たかさこの みねのしらくも かかりける ひとのこころを たのみけるかな
読下 高砂の峯の白雲かかりける人の心を頼みけるかな
解釈 高砂の峯に白雲が懸かる、その言葉の響きではありませんが、このような仕打ちをする貴女の心持なのに、私は貴女に恋心を寄せていたのですね。

歌番号六五三
原文 奈可安幾良乃美己乃者々乃己保以佐止尓者部利个留尓川可八之个留
読下 長明親王の母の更衣里に侍りけるにつかはしける

原文 恵无幾乃於保美宇多
読下 延喜御製

原文 与曽尓乃美末川者々加奈幾寸美乃衣乃由幾天佐部己曽三万久本之个礼
和歌 よそにのみ まつははかなき すみのえの ゆきてさへこそ みまくほしけれ
読下 よそにのみ松ははかなき住の江の行きてさへこそ見まくほしけれ
解釈 遠く離れたところで待つ、その言葉ではありませんが、松の景色が寂しいと言う住之江の浜に行く、そのように貴女の許に出向いてお逢いしたいものです。

歌番号六五四
原文 堂以之良寸
読下 題知らす

原文 飛止之乃安曾无
読下 ひとしの朝臣(源等)

原文 加遣呂不尓三之者可利尓也者万知止利由久恵毛志良奴己比尓万止者武
和歌 かけろふに みしはかりにや はまちとり ゆくへもしらぬ こひにまとはむ
読下 かげろふに見しばかりにや浜千鳥行方も知らぬ恋にまどはむ
解釈 陽炎のようにほのかにお姿を見たばかりに、生きつ戻りつする浜千鳥のような、行方も知らない千路に乱れた貴女への恋心に戸惑っています。

歌番号六五五
原文 安里止己呂者志利奈可良衣安不満之加利个留飛止尓
徒可者之遣留
読下 あり所は知りながらえ逢ふまじかりける人に
つかはしける

原文 布知八良乃可祢毛知乃安曾无
読下 藤原兼茂朝臣

原文 和多徒美乃曽己乃安利加者志利奈可良加川幾天以良武奈美乃万曽奈幾
和歌 わたつみの そこのありかは しりなから かつきていらむ なみのまそなき
読下 わたつみの底のありかは知りながらかづきて入らむ浪の間ぞなき
解釈 大船が渡る渡す海の底のありかは知っていながら、潜水して潜り入るでしょう、その浪の間がありません。(それと同じように、貴女の屋敷は知っていますが、お逢いする手立てがありません。)

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