なかよし鉄道からの帰りに、道の駅・山中温泉に保存されている車両を見に行って
きました。愛称は「しらさぎ」といっても、国鉄・JRの特急のことではありません。
この6010系という電車、大井川鉄道のイメージがあって、なぜ北陸の道の駅で保存?
と不思議に思っていたのですが、元々は北陸鉄道加南線(1971年廃線)で走っていた
車両で、所縁の地であるこの山中温泉に里帰りしたというわけです。
車内も公開されていました。
2扉クロスシートといえば、当時から既に名鉄や地方鉄道向けにも実績が多く、N車
としては手慣れた構成です。
ちょっと気になる側引戸の意匠。
非貫通のためか、運転室が広々としているのが印象的です。恐らくは大井川時代に
ワンマン化改造で背面仕切を一部撤去して、さらに開放的になったものと思われます。
妻引戸がない広幅の貫通路も地方私鉄向けでは珍しく、意欲的な設計です。
モダンな車体と比べて、時代が逆戻りしたようなイコライザ式台車。
古い下回りを流用したことでかえって重量軽減の必要に迫られ、日本の高速電車
用では二番目とされる試作色の強いアルミ構体採用に至ったというのは、興味
深い話です。
きました。愛称は「しらさぎ」といっても、国鉄・JRの特急のことではありません。
この6010系という電車、大井川鉄道のイメージがあって、なぜ北陸の道の駅で保存?
と不思議に思っていたのですが、元々は北陸鉄道加南線(1971年廃線)で走っていた
車両で、所縁の地であるこの山中温泉に里帰りしたというわけです。
車内も公開されていました。
2扉クロスシートといえば、当時から既に名鉄や地方鉄道向けにも実績が多く、N車
としては手慣れた構成です。
ちょっと気になる側引戸の意匠。
非貫通のためか、運転室が広々としているのが印象的です。恐らくは大井川時代に
ワンマン化改造で背面仕切を一部撤去して、さらに開放的になったものと思われます。
妻引戸がない広幅の貫通路も地方私鉄向けでは珍しく、意欲的な設計です。
モダンな車体と比べて、時代が逆戻りしたようなイコライザ式台車。
古い下回りを流用したことでかえって重量軽減の必要に迫られ、日本の高速電車
用では二番目とされる試作色の強いアルミ構体採用に至ったというのは、興味
深い話です。