曼珠沙華

彼岸花は、やはり不吉な花なんでしょうか。

彼岸花自体を知ったのは、実は小学校の教科書に載っていた「ごんぎつね」で、
主人公の母親のまさに葬列のところで登場したと記憶してます。
作者の新美南吉は早世の児童文学作家でした。愛知県半田市の出身で、当地には
「新美南吉記念館」があり、すぐ近くを流れる矢勝川沿いには「ごんぎつね」に
ちなんで彼岸花が植えられ、全国有数の名所となっています。



ところが、今年は開花が遅かったのと同時に、盛りも短かったようで、写真を
よく見ると、すでに白っぽくなっているのが分かるかもしれません。

ということで、仕切り直しということで、その近所というわけではありませんが、
隣県の岐阜県海津市のこちらも全国有数の名所、津屋川沿いに行ってきました。





そういえば、中島みゆきの「まつりばやし」という曲にも、「紅い花」が登場
し、歌詞にあからさまに「死」という表現はないものの、それを示唆してます。
（そりゃあ、みゆきの曲がまさか結婚式で歌われるようになるなどとは、全く
想像もつかなかった時代の曲なのもので）