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趣味の話など

別府鉄道

2012-02-20 | 一寸お出かけ(関西)
とはいっても大分の有名温泉地ではなく、別府と書いて「べふ」と読む
兵庫県内の地名です。

かつて山陽線の土山(播磨町)から加古川の別府港までを結んでいた
小さな私鉄ですが、昭和50年代の終わりまで存在していた(しかも大阪
から1時間圏内!)にも関わらず、このように浮世離れしたような客車で
細々と旅客輸送も行っていました。(混結の編成には、貨車のほうが
よほど多かったようです)



この機関車とマッチ箱のような客車は、大中遺跡内にある「播磨町
郷土資料館」に保存されているものです。
車両の中も見ることができ、決してレトロ「風」のつくりものではなく、
ほんまもんの骨董品です。



機関車の運転台も見ることができますが、なにやらクラッチペダルや
シフトレバーのようなものがあって、びっくり。
背面にも運転台があるので、座席を180度くるっと回せば、後進時も
前向きで運転できます。



廃線跡に沿って別府港近くに行くと、本社でしょうか、「別府鉄道」の
大きな看板が。中を覗くと、現在はタクシー会社として存続している
ようです。



別府港から今度は加古川市内側に向かうと、いかにも元鉄道橋と
いった感じの橋も残ってました。



当時よその地方にいたので所詮無理な話ではあるのですが、こんな
鄙びた鉄道が私が中学生の頃まで存在してたなんて、一度は乗って
みたかったものです。
コメント
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