Nicht mein Tag 2014年 ドイツ作品
監督 ペタ-・トアヴァルト
出演 アクセル・シュタイン モーリッツ・ブレイブトロイ ヤスミン・ゲラート アンナ・マリア・ミューエ Gizem Emreo(ギズン・エメリ) ティル・シュヴァイガー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
銃を持った男が、銀行に立てこもっている。
「人生に何が必要か知るときは、今の僕みたいに窮地に立たされた時だ」
72時間前。
銀行の融資担当をしているティル・ライナースは、出所してきたばかりの男ナブロキから、融資の事で相談を受けていた。だが、彼には担保になるものが何もなく、それを説明するのに四苦八苦だった。
なんとか納得してもらい帰って貰ったが、その直後、銀行に強盗が入ってしまう。だが、彼は、妻との電話で気がつくのが遅く、その強盗の言われるがままに、車と自分自身を提供してしまった。
人質となってしまったティル。犯人は、さっき融資を断ったナブロキだった。
ナポと呼んでくれと親しげに接する彼。自分の彼女と旅行に行けたら解放するというのだが・・・。
盗んだ金でナポと一緒に車を買いに行ったティル。そこで、書類の不正を見抜いた彼は、そこのボスに気に入られ、事もあろうに、今から行われるコカインの取引現場へ行き、ナポと共に、書類のチェックをしてくれと頼まれてしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ごくごく平均的な冴えないサラリーマンが、突然強盗犯となってしまうというドタバタロードムービー。
なかなかのコメディで面白くって楽しかったよ。
主人公を演じるアクセル・シュタインは、コブラ11にゲスト出演したり、ティル・シュヴァイガーの作品に時々出演している俳優さん。
だからかもしれないが、モーリッツ君もティル君の友達という事もあり、ティル君は、そのまんまの役でゲスト出演しているのだ。
主人公の名前もティルだから、めっちゃ有名人的に話題にも上がる。
しかし、ドイツ国内ではそのジョークは通じると思うが、他国だとどうだろう?
特にこの日本だと理解して笑える人ってどのくらいかな?なんて意地悪目線で思ってしまったけども・・・。(^◇^;)
それでは、
目的のモーリッツ君はと言いますと。主人公を拉致するナポだった。
久々のギャング役。
こういう、ワルを演じたら、むっちゃ怖いし、格好いいのだ。そこに、おバカキャラが加わるから、まあ、愛らしい!
あの長髪は、どうにかして~とも思えたが、基本いい奴だからとことん憎めないんだよねえ。
なので、彼が強引に進めても、嫌な感じに思えなかったのだ。ワルはワルのルールを知ってるって感じで。
(そこまで手を出せばやばいぞみたいな境界線)
その反面、やっぱ大人しい普通の人間ほど怖いってのが、分かった。
突如ワルとなった野郎は、とことん暴走する。まあ、基本酒乱だったみたいだしね。
ナポの彼女役がヤスミン・ゲラートで彼女のワルギャルも初めてみたので新鮮だった。
そして、コブラ11でゼミルの娘を演じているGizem Emreoが、ティルの同僚のヒロイン役で出演しているのにはビックリした。
彼女も出生街道まっしぐらかな?
ラストは、ちょっとドキドキしたけど、ハートフルで終わった。
ドイツコメディも良い感じだから、今後もこんな作品を日本に持って来て欲しいと願うのは贅沢かな?
ナチス関係ばかりじゃんなくてさ。
関係者様、お願いしますよ~ん。