昨日の話。
『朗読劇/月光の夏』を自主稽古してきたユニットの、先陣を飾ってプレゼン発表する古田、小池、古賀、飯田らが、3階稽古場に長机を並べて、その発表(7/15)の際の小道具ともなる「台本」に化粧張りしていた。
芝居の稽古と違い、ちんまりした作業をしている姿は、大学のサークルみたいな空気満載でした。和気あいあいで。【詳しくは役者ブログ5/13付参照】
僭越ながら、僕の大学時代のたまり場のひとつと言えば池袋・・・。
教養学部が東武東上線沿線にあって、ロサ会館界隈には大いにお世話になった。当時は、昭和のギャング映画に出てきそうな街だったが、最近の、特に駅北口一帯は「豊島区池袋」というよりは「中華人民共和国豊島自治区」って雰囲気になっている。
久しぶりにあの辺りを歩いたのは、今月はじめ。
知人が「アトリエ・センティオ」での公演に出演するというので、最寄駅は東武東上線の北池袋駅なのだけれど、あえて池袋からテクテク歩いて川越街道を渡り、およそ20分の道程をの~んびり歩いて行った。
豊島清掃工場の高~い煙突、昔はなかったよな。そうそう当時は池袋スケートセンターだったのダ。夏はマンモスプールでサ……とか思いつつ。
センティオは2006年オープン。外観はいたって普通のアパートの、室内を白い漆喰でシンプルにまとめた、芝居の稽古場(タタキもOK)として作られた空間だ。
なので、初めて訪れた。基本的に劇場じゃないので・・・。
さて。このような表現空間が増えることは、大きな意味で日本の演劇界の裾野を広げる喜ばしいこと。実際、増えているのも事実。
ただ、こーした「ライバル(?)」が日に日に増えて行く中で貸劇場&貸稽古場でもある「パラータ」の存在意義をどう示して行くか。
これは、また別の悩みのタネだったりする
昨日も書いた副都心線。開業は明日だ
池袋-新宿-渋谷を貫く新たな地下鉄の開通は、小劇場の競い合いどころの騒ぎじゃなく、各地のデパートは「すわ、顧客拡大のチャンス!」と気合いが入っているのだという。と同時に危機感もあって、特に、渋谷・新宿を向こうに回す「池袋」は、永遠のライバル西武と東武が手を結んだのだとか・・・。
大手百貨店でも、そのくらい大変なのだからナ。。。
劇団はもちろん、パラータも頑張ります