麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『萩家』のシャッターが降りました。

2009年02月09日 | 東演
 結局、公演中はブログが書けず・・・昨日、千秋楽を迎えました。

 劇団東演創立50周年記念公演第一弾
 第19回下北沢演劇祭参加
 P.I.C-4『萩家の三姉妹』
 (作/永井愛、演出/篠本賢一)

 お陰様で連日の大入り 
 (土曜の夜のみ80名ほどでしたが、他のステージはほぼフルハウスでした)
 ぎゅう詰めでのご観劇、お客様には申し訳なかったです。
天候にも恵まれ(千秋楽は強風が吹いたけれど)一日も雨が降らなかったのは幸いでした。

 本当にありがとうございました

 さてタイトルは、『萩家の三姉妹』をご覧いただいた方は、なるほど。
 そうでない方は、何故前回のブログで「門が開いた」なのに、いきなりシャッターなのか戸惑うことでしょう……。
 
 そこにはあえて触れず。。。唐突に蔵の話に。

 旧家だけに、萩家には蔵があります。
 次女の仲子とプリンスが逢瀬を重ねたりする、ドラマチックな展開がある蔵。

 東演も、山梨県大月市にある倉庫を保持しています。
 過去の作品の道具や衣裳等が保管してあるのですが、今日も若手中心で向かっています。
 98年初演で、以後再演を重ね全国各地、ついには中国でも上演した『長江-乗合い船』の、ファン先生の部屋の床面を『萩家』で使用。

 その他、過去の名舞台で活躍したモノと、今回新たにこしらえたパネル等を載せて。。。

 これは目に見える蔵ですが、歴史の中で培われた“劇団力”とでも言いましょうか……目には見えない“蓄積”が、今回PICという、劇団員総出のハンドメイドな公演では特に力を発揮したなあ!と、一夜明けて思っています。

 記念公演第一弾。あえて準劇団員という劇団の“未来”に重きを置いた企画の主旨は、座内の想定や想像を超えて果たされたと自負しますが、その上に《東演》全体の力も大幅にアップしたゾ、と。

 そのあたり、画像とともに具体的に書こうと思いますが、今日はこのへんで。
コメント (1)
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