この夏に紀伊國屋ホールで上演する
青年座『明日』、関西芸術座『少年H』と、
弊団『月光の夏』・・・戦争を描いた三作品合同公演の
トータルタイトルが「六十年目の夏」
青空に舞う鳥と勇壮な雲をあしらった宣伝デザインも好評
おかげさまで、チケット予約も続々といただいております。
興味のある方、少しお急ぎください。
戦後六十年目の今年、弊団ばかりでなく、
本当に沢山の作品が上演上映出版展示等されるわけですが、
朗読劇『月光の夏』は、“観て良かった、選んで良かった”
と思っていただける作品だとの自信があります。
昨日・・・敵情視察というわけではないけれど、
相模原で上映された映画『父と暮せば』を観ました。
遅ればせながら、井上ひさしの傑作戯曲を脚色した、
宮沢りえ主演、全編広島弁で、
他の主要人物は父=原田芳雄、木下青年=浅野忠信の
たった三人での約100分・・・
演劇版『父と暮せば』は、さらに少なく父と娘、
二人だけの舞台でロングランを続けていますが……、
自分が演劇人のせいかもしれませんが
舞台の方が数段優れていました!
いえいえ、そーゆー話を今日はしたかったのではないのです。
公共ホールで行われたその上映会は、
残念ながら、構造が映画に適してなく、
台詞がグワングワン回ってしまい・・・
例えば「おとったん」が→おとったんおとったんたんたん、
ってなってしまい、それはそれは大変聞きづらいのでした。
主催はNPOの女性団体で、
恐らくそのようなことは解らないだろうから、
はたしてホールが、ちゃんと説明したのかな?と。
あるいは説明されても、かなりの人数集めていましたから、
背に腹はかえられず、大ホールでの上映に
踏み切ったのかも・・・。
まあ、いくら考えても詮無いことで。
決して文句を言いたいのでもない。
ただ「会場選定」は大事だ!とゆー、
至極当たり前の話をしたかったのです。
選定がらみの話を……今日はもう一題、
午後に書こうと思います。