Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ② 島越

2014-12-27 14:00:52 | Travel
再建された島越駅にはじめて下り立ちました。


三鉄の再建にはクウェート国から多くの支援をいただいたようで、
感謝の気持ちがこの駅にも表されています。



震災前は建物がたくさん立っていた駅周辺。


いまは何にもありません・・・。




それでもせっかくお天気も良いし、
周辺を散策してみることにしました。


震災前の線路は高架構造だったのですが、
このように津波防波堤を兼ねた構造になりました。
再建された駅(赤い屋根の建物)は、
川より北側の築堤に隣接するかさ上げ盛土の上に移転しています。

震災前は駅舎もホームも川のこちら側にありました。
旧駅舎のごく一部が残されているので行ってみましょう。


旧駅は、
宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」の舞台のひとつから
カルボナード島越駅と呼ばれていました。
「目の前に海が広がる、お洒落な南欧風の独特な駅舎」として、
東北の駅百選に選定されたこともあったそうです。



この旧駅の一部だった歌碑は
震災遺構として保存されることになっているそうです。


さて漁港のほうに行ってみましょう。




まだまだ津波の爪痕が残っていますが・・・





南側では漁港も機能再開、観光クルーズも再開しているとのこと。



北側にも行ってみましょう。



三陸鉄道北リアス線では鉄橋・高架が3つ崩落したのですが、
そのうちのひとつ・・・・。



ちょうど三鉄が通過しました

3つの鉄橋・高架が再建されて、全線再開通となるまで3年かかりました。
その間、何度がこの辺りを見に来たことがあったので、
その時の状況を思い出すと感慨ひとしおです


さて、駅舎に戻ってみましょう。

周辺のジオラマとか、地域の子どもたちの三鉄の絵とかの展示。




そして物販コーナー。

ちょっと閑散とした感じです・・・
旧駅舎には喫茶店もあったそうですが、
いまは周辺に人も住んでないしね・・・・

ちなみに下車してからまた乗車するまでの約1時間半、
この辺を歩いている人は、
私だけでした


喫茶店はなくてもイートインのスペースはあるので
こちらをいただきました。

地元、田野畑のアイスクリーム。
何種類か味があるのですが、大吟醸味で
すごい酒粕の味が濃くておいしかった!


さて、そろそろまた電車に乗って移動しますか・・・。



次は田老に向かいます。


つづく。


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